項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 122-40-7 |
名称 | アミルケイ皮アルデヒド |
物質ID | 24A6097 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 物理化学的危険性・健康に対する有害性:政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版)、環境に対する有害性:国連GHS文書(改訂4版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点は113℃[密閉式](MSDS(Sigma-Aldrich 2012))であり93℃超である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいなく、自己反応性に関わる原子団(アクリロイル基)を含んでいるが、データがない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は3730 mg/kg(USEPA/HPV(2005)、List1相当)に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギに2000 mg/kg bwを投与し、死亡例はなくLD50値は>2000 mg/kgとの報告(USEPA/HPV(2005))により、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ヒトに対して重度の皮膚刺激物(severe skin irritant)であるとの記載(HSDB(2012))に加え、List 3の知見であるが、ウサギの皮膚に100 mgを24時間適用したドレイズ試験で刺激性は重度(severe)との報告(RTECS(2011))もあり、区分2とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 |
P302+P352
P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
Contact Dermatitis(Frosch)(5th, 2011)(List1相当)に接触アレルギー物質として掲載されていることから、区分1とした。なお、ドイツDFGの分類で感作性物質としてShマークが付されている(MAK/BAT(2011))。また、ヒトで本物質及びα-アミルシンナミルアルコールが含まれるクリーム剤を使用し、しばしばアレルギー反応が生じ、本物質に対し反応を示したヒトの中で特に顕著な例では、頑固な慢性湿疹が認められた(HSDB(2012))ことが報告されている。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - | マウスの骨髄を用いたin vivo小核試験(体細胞in vivo 変異原性試験)で陰性(USEPA/HPV(2005))の報告に基づいて、区分外とした。なお、in vitro試験としては、エームス試験で陰性の結果(USEPA/HPV(2005))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ウサギに2000 mg/kg bwを経皮投与し、死亡例はなく毒性の証拠が見出されなかった(USEPA/HPV(2005))ことから、経皮経路では区分外に相当する。また、ラットに経口投与した試験の所見として、抑制症状、および眼と鼻周囲のポルフィリン様沈着の記載のみで、LD50値は3730 mg/kgと報告されている(USEPA/HPV(2005))が、詳細不明であり、かつ、吸入投与のデータはなく、特定標的臓器毒性(単回暴露)の分類としては「分類できない」とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットの14週間混餌投与毒性試験で、高用量の4000 ppm(雄287.3mg/kg, 雌320.3mg/kg)群において肝臓及び腎臓の重量が増加したが、関連する病理組織学的な変化を伴わず、また、摂餌量、血液学的検査、血清分析、尿検査等のその他の検査項目で対照群との間に差は認められなかった(USEPA/HPV(2005))。この結果から、影響がみられた高用量の4000 ppmはガイダンス値範囲を超えているため、経口経路では区分外に相当するが、他の投与経路(吸入、経皮)ではデータがなくその影響も不明のため、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)による48時間EC50=0.28mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性データを用いた場合、急速分解性がなく(良分解性、BOD51%(既存点検, 1981))、甲殻類(オオミジンコ)による21日NOEC=0.014mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)であることから、区分2となる。 慢性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(良分解性、BOD:51%(既存点検, 1981))、魚類(メダカ)による96時間LC50=0.91mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)であることから、区分1となる。 以上の結果から、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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