GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 79-47-0
名称 3-クロロペンタフルオロ-1-プロペン
物質ID H29-A-001
分類実施年度 平成29年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類できない
-
-
- -    データがなく分類できない。
3 エアゾール 分類対象外
-
-
- -    エアゾール製品ではない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類できない
-
-
- -    データがなく分類できない。
5 高圧ガス 分類できない
-
-
- -    データがなく分類できない。
6 引火性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
7 可燃性固体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
9 自然発火性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
10 自然発火性固体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
11 自己発熱性化学品 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
13 酸化性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
14 酸化性固体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
15 有機過酸化物 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
16 金属腐食性物質 分類できない
-
-
- -    気体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
1 急性毒性(経皮) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類できない
-
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- -    データ不足のため分類できない。実験動物における致死濃度は27 ppm程度との記載があるが (平成23年7月27日 基安化発0727第1号 厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知、 出典:Abstracts of the 1984 Annual Meeting, E. F. Stula, The Toxicologist vol. 4, p. 66, 1984)、ばく露時間が不明であるため、区分1との分類の根拠にはしなかった。
   なお、上記の厚労省通知では、本物質の沸点は約8℃と低く揮発性が高いこと、本物質は致死濃度が27ppm程度という非常に毒性の強いガスであること、一部文献の雄ラットを用いた亜慢性毒性試験では本物質への5.4 ppmのばく露で著しい肺への影響が発生するとの指摘がなされていることから、その取扱いに当たっては、労働者のばく露防止対策を確実に講じさせることが重要であると記載されている。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類対象外
-
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- -    GHSの定義におけるガスである。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
   
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
6 発がん性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(呼吸器)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
   ヒトでは本物質を取り扱う化学工場の男性労働者の急性吸入ばく露の症例が報告されている (平成23年7月27日 基安化発0727第1号 厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知)。詳細を報告した論文によると、患者は発熱と息切れを訴えてばく露の約24時間後に入院し、入院2日後には血液と尿中に本物質が検出された。患者は更に重篤な気胸症を伴う急性肺障害を発症して16日後に死亡した (Morita S. et al.; BMJ Case Rep 2013. doi:10.1136/bcr-2013-201089)。また、別の症例報告として、本物質を含むタンクの洗浄作業に従事した労働者が咳、呼吸困難、発熱を訴えて入院し、その後、肺浸潤と気胸症を発症して、16日後に死亡したとの報告がある (Thun M. et al.; Clin. Toxicol. 1981; 18: 481-7、上記厚生労働省通知に引用)。List外の情報源であるが、これらの2症例の報告に基づき、区分1 (呼吸器) とした。
   
   
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義におけるガスである。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-
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- -    データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-
-
- -    データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- -    データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。
また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。
* 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。
* 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。
ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。
* 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。
他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。

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