項目 | 情報 |
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CAS番号 | 13464-82-9 |
名称 | 硫酸インジウム(V) |
物質ID | H28-A-001, C-003A |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
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- | - |
爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
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- | - |
不燃性と推察されるが、データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
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- | - |
不燃性と推察されるが、データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
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- | - |
不燃性と推察されるが、データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
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- | - |
水溶解度 (117 g/1,000 g (20℃)、環境省リスク評価第11巻 (2013)) との観察結果があり、水と激しく反応することはないと考えられる。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
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- | - |
酸素を含む無機化合物であるが、データがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
無機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
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- | - |
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、ラットのLDLo値として、1,200 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) の報告があり、区分4以上が示唆されるが、このデータのみでは分類できない。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、インジウム及びその化合物は皮膚刺激性を示すとの記載 (HSDB (Access on June 2016)) があるが、出典がList 2相当の情報源であり、原著が確認できなかったため採用しなかった。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A |
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H319 |
P264 P280 P305+P351+P338 P337+P313 |
可溶性インジウムは眼に対して重度の刺激性を示すとの記載 (ACGIH (7th, 2001)) から区分2Aとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
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- | - |
本物質自体の発がん性に関する情報はなく、データ不足のため分類できない。 なお、酸化インジウム (CAS番号 1312-43-2) の本項に記載した通り、関連化合物の既存分類結果として、IARCがリン化インジウムに対しグループ2Aに (IARC 86 (2006))、日本産衛学会が難溶性の無機インジウム化合物に対し2Aに分類している (許容濃度の勧告 (2015)) が、本物質は可溶性化合物であり、既存分類結果を準用できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 ヒトでは硫酸インジウムでの単回ばく露の例は報告されていない。 実験動物では、ウサギでの経口投与のLDLo値は1,300 mg/kgであり、消化管からの吸収により、痙攣性麻痺、消化管の壊死性変性、間質性腎炎が起こる。 ラットでの経口投与のLDLo値は1,200 mg/kgで、胃の潰瘍または出血、及び消化管の壊死が起こると報告されている (以上はPATTY (6th, 2012) による)。 しかしながら投与量の情報が区分の判定には不十分である。 なお、環境省リスク評価第11巻 (2013) にインジウムは気道を刺激するとの記載があるが、出典はICSCであり、原典が確認できない。 また金属インジウムのみに関する記載かあるいはインジウム化合物一般に関する記載かが明確でない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
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- | - |
本物質に関する情報はない。 なお、本物質と同様、可溶性インジウムである塩化インジウム (V) (CAS番号 10025-82-8) では、ラットを用いた混餌による3ヵ月間反復投与毒性試験で1,200 及び2,000 mg/kg/dayで体重増加抑制がみられたとの報告 (PATTY (6th, 2012)、環境省リスク評価第11巻 (2013)) があるが、吸入経路でのデータはない。 しかし、単回ばく露であるが、ラットを用い塩化インジウム (V) のエアロゾルに1時間吸入ばく露した試験 (用量:0.2, 2.0, 20 mg/m3) において、ばく露7日後の肺障害と比例して拘束性肺病変とアセチルコリンに対する気道感受性の亢進が観察され、さらに42日後の肺コラーゲン濃度は、ばく露濃度に依存して増加していた。 この結果は、塩化インジウム (V) のばく露が急性の肺炎症の原因であることを示しているとの報告がある (産衛誌49巻 (2007)、環境省リスク評価第11巻 (2013))。 同じく可溶性インジウムである硝酸インジウム (V) (CAS番号 137770-61-1) では、ウサギを用いた経口経路での (頻度不明) 20週間試験において、21,920 mg/kgで、び漫性肝細胞壊死、脾臓重量変化、血液変化の報告がある (PATTY (6th, 2012)) が詳細不明であり、また吸入経路でのデータはない。 以上のように、本物質の情報はなく、本物質と同様の可溶性インジウムについての情報も十分ではない。 したがって、データ不足で分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
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- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
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- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
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2017/7/25 |