項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 6386-38-5 |
名称 | 3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシベンゼンプロパン酸メチル |
物質ID | 25A0038 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が182℃(IUCLID(2000))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として、> 5,000 mg/kg の報告(SIDS(2004))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値として、> 3,000 mg/kg の報告(SIDS(2004))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | ラットのLC50値(4時間)として、> 0.0555 mg/L の報告があるが、99.5%以上の粒子の径が10ミクロンを超えているため実質的に体内に吸収されないと記載されている(SIDS(2004))。したがって、分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた試験において刺激性が見られなかったとする報告が複数ある(SIDS(2004)、IUCLID(2000))ことから、区分外(国連分類基準の区分3)とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | SIDS(2004)には、2件の試験結果が報告されており、いずれの試験でもわずかな刺激性か刺激なしとの結果から区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、SIDS(2004)にはヒトのボランティアによる実験で0.5%溶液に感作性を示した人はいなかったとの記載があるが詳細は不明である。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoのデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である(SIDS(2004))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットを用いた経口経路での生殖毒性スクリーニング試験(OECD TG421)において、親動物毒性(体重及び摂餌量の減少、肝臓の重量増加、肝細胞の肥大、胆管線維症)がみられる用量で生殖毒性(同腹児数の減少、児動物の体重の減少、生後4日の生存率の減少)がみられている(SIDS(2004))。奇形を含む発生毒性に関する十分な情報は得られていない。したがって、区分2に分類した。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。なお、ラットの経口投与においてガイダンスの範囲外の用量(5,000 mg/kg)で軽度-中等度の呼吸困難、粗毛、軽度の眼球突出がみられているが10日以内に回復していることや(SIDS(2004))、経皮経路においては、ガイダンスの範囲外の用量(3,000 mg/kg)において明確な有害影響はみられていない こと(SIDS(2004))から経口及び経皮経路においては区分外相当と考えられる。一方、ラットの吸入経路においてはガイダンスの区分1の用量で毒性情報はみられていないとの報告がある(SIDS(2004))が、ガイダンスの区分2以上の用量における有害影響について情報がないことから、データ不足により分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、甲状腺) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットに28日間混餌投与した試験において、区分2のガイダンス値範囲内の用量(68.4 mg/kg/day(90日換算))で、肝臓に肥大及び組織学的変化(好酸性滴を含む細胞質の均質化と核の異常(大小不同、二核細胞))がみられた(SIDS(2004))。また、ラットに90日間混餌投与した試験では、区分2のガイダンス値範囲内の用量(70 mg/kg/day)から甲状腺に活性化像(TSH(甲状腺刺激ホルモン)を投与したラットの甲状腺に類似した組織像)が見られ、区分外相当の高用量群(140 mg/kg/day)では28日間投与時と同様に肝臓の所見が認められている(SIDS(2004))。以上より、区分2(肝臓、甲状腺)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 |
- |
H401 |
P273
P501 |
藻類(Scenedesmus subspicatus)の72時間EC50 = 2.3 mg/L(SIDS, 2004)から区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分2 |
- |
H411 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)のNOEC = 0.123 mg/L(SIDS, 2004)であることから、区分2となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(Scenedesmus subspicatus)の72時間EC50 = 2.3 mg/L(SIDS, 2004)から、区分2となる。 以上の結果から、区分2とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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