項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 105-99-7 |
名称 | アジピン酸ジブチル |
物質ID | 25A0016 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点113℃(closed cup)(ICSC(2008))に基づき、93℃を超えるので「区分外」とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットLD50値として、1,290 mg/kg(SIDS(1996))、12.9 g/kg、15.2 g/kg(PATTY(6th, 2012))の3件の報告がある。1件が区分4に、2件が区分外に該当し、該当数の多い区分外とした。なお、報告データにバラつきがあるが、15.2 g/kg 以外の原著確認はできなかった。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50として 20 mL/kg(19.2 g/kg)(PATTY(6th, 2012))の報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ラットの致死量は> 17 mg/m3/4h(0.017 mg/L/4h)(PATTY(6th, 2012))との報告がある。致死量が飽和蒸気圧濃度(0.0022 mg/L)より高いため、ミストとして mg/L を単位とする基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。in vivoの試験データはない。in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陽性である(SIDS(1996)、厚労省既存化学物質毒性データベース(Access on August 2013))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットを用いた経口経路(強制)での生殖毒性スクリーニング試験において、生殖能に影響がみられていないが、1,000 mg/kg bw/dayで親動物毒性(雌雄で腎臓重量の増加、雄で軽度体重増加抑制)がみられ、1,000 mg/kg bw/dayで哺育4日の新生児生存率の低下、哺育0、4日の児の体重低下がみられている(SIDS(1996)、厚労省:既存化学物質毒性データベース(Access on August 2013)、PATTY(6th, 2012))。 したがって、区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットに28日間強制経口投与した試験で、試験した最高用量(1,000 mg/kg/day:311 mg/kg/day(90日換算))まで毒性影響は見られなかった(厚労省既存化学物質毒性データベース(Access on August 2013)、SIDS(1996)、PATTY(6th, 2012))。すなわち、経口経路では区分外相当であるが、他の経路での毒性情報がなく、データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 |
- |
H401 |
P273
P501 |
藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間EbC50 = 2.8 mg/L(SIDS, 2005)から区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分2 |
- |
H411 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性があり(2週間でのBOD分解度=90%(既存点検, 1995)、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間NOEC= 2 mg/L(SIDS, 2005)から区分外となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、魚類(メダカ)の96時間LC50 = 3.7 mg/L(SIDS, 2005)であり、急速分解性があるが(2週間でのBOD分解度=90%(既存点検, 1995))が 、生物蓄積性があると推定される(log Pow=4.17>4.0(SRC, 2013)ことから区分2となる。 以上の結果を比較し、区分2とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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