項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 4253-34-3 |
名称 | メチルシラントリイル=トリアセタート |
物質ID | 24A6035 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 引火点84℃[密閉式](MSDS(Sigma-Aldrich)(Access on June. 2012))というデータがあるが、所定の試験データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
- |
- | - |
半金属(Si)を含む化合物であり、「水と急速に反応し、加水分解して酢酸とトリシラノールを生成する。」(SIAP(2005))との記載があるが、可燃性ガスは発生しないため、区分外とした。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が水素および炭素以外の元素(Si)と結合しているが、データがなく、分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が55℃以下の固体であるが、データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は、1602 mg/kg(OECD TG401)(SIDS (2005))に基づき区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギ6匹に未希釈の本物質0.5 mLを4時間の半閉塞適用した皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP)において、適用72時間後に重度の病変がみられ、14日後も全例に目立った回復を示さず、皮膚一次刺激指数は4.17で腐食性あり(corrosive)との評価結果(SIDS(2005))に基づき、区分1とした。なお、本試験では3分間のばく露でも紅斑と浮腫が生じ、皮膚刺激指数は2.94と刺激性が認められている(SIDS(2005))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ウサギ9匹に未希釈の本物質0.1 mLを適用(3匹は適用20~30秒後に眼洗浄)した試験(GLP準拠)において、24時間以内に角膜が完全に混濁し、虹彩がほとんど識別できず、眼瞼がほとんど塞がり結膜に重度の発赤と浮腫みられた重度の傷害を起こし、6日間持続、7日目には出血と化膿を伴い、強い腐食性と評価された(SIDS(2005))。以上の結果に基づき、区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがないので分類できない。なお、in vitro試験では、エームス試験及びCHO細胞を用いた染色体異常試験(SIDS(2005))で陰性の結果(SIDS(2005))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(全身毒性) |
警告 |
H371 |
P309+P311
P260 P264 P270 P405 P501 |
ラットの急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)(用量:800、1300、1450、1600、1750、2000 mg/kg bw)において、LD50値は1602 mg/kgであり、臨床兆候には呼吸困難、ラ音、鼻及び四肢周囲の紅染、流涎、流涙、嗜眠、不規則歩行、円背位、赤色尿、肛門性器部の黒褐色化、蒼白、色素涙、並びに低体温症がみられた。剖検所見は主に胃に関係し、粘膜腐食に起因すると考えられる胃の癒着、胃壁の肥厚、並びに胃内容物の異常であった(SIDS(2005))。以上の報告により、試験用量はガイダンス値区分2の範囲にあるが、標的臓器を特定できないため区分2(全身毒性)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 加水分解生成物 である酢酸(pH調整)に対する甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=6000 mg/Lである(SIDS, 2006)ことから、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。加水分解生成物である酢酸について、難水溶性ではなく(水溶解度:243000 mg/L、PHYSPROP Database, 2009)、甲殻類の急性分類が区分外である(SIDS, 2006)ことから、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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