名称:グアニジン硝酸塩
CAS番号:506-93-4
物質ID: | 21A3711 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成21年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含む(硝酸塩類)が、UNRTDG(UN1467)クラス5.1PGIIIであるため区分外と判断した。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸化性物質である。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | UNRTDG(UN1467)でクラス5.1PGIII(酸化性物質)に分類されていることから、上位のクラス4.2PGIには該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分3 | 警告 | H272: 火災助長のおそれ:酸化性物質 |
P370+P378: 火災の場合:消火するために...を使用すること。 P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P220: 衣類/.../可燃物から遠ざけること。 P221: 可燃物と混合を回避するために予防策をとること。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
UNRTDG(UN1467)クラス5.1PGIIIに分類されている固体である。 | |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | 警告 | H302: 飲み込むと有害 |
P301+P312: 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P330: 口をすすぐこと。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットLD50値は、得られた3件(1260, 989.6, 729.8 mg/kg bw)のデータ(IUCLID(2000))が全て区分4に該当するため、区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ウサギ LD0 >2000 mg/kg(IUCLID(2000))に基づき、分類JIS基準の区分外(国連GHS分類の区分5または区分外に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | ラット LC0 >0.853 mg/L/4hのデータ(IUCLID(2000))が得られているが、区分を特定できないので分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギの皮膚に500 mgを4時間適用した試験(OECD TG 404, GLP)において、1時間後に3匹中1匹に軽度の紅斑と浮腫を認めたのみで軽度の刺激性(slightly irritating)との評価結果(HSDB(2008))に基づき区分外とした。なお、ウサギの皮膚に500 mgを24時間適用した別の試験(EPA Guideline, GLP)の結果は強い刺激性(highly irritating)(HSDB(2008))、他にも24時間適用試験(EPA Guideline, GLP)で軽度の刺激性(slightly irritating)との報告もある(IUCLID(2000))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | 警告 | H319: 強い眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 |
ウサギ6匹を用いたドレイズ試験(EPA Guideline, GLP)において、結膜浮腫と角膜混濁が適用後21日までの期間に少なくとも1匹で認められ、虹彩炎が72時間および14日後に認められ、刺激性(irritating)との評価結果(HSDB(2008))に基づき区分2Aとした。 | |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | モルモットを用いたBuehler test(EPA Guideline, GLP)において感作性なし(not sensitizing)と報告されている(IUCLID(2000))が、List 2の情報であり、陽性率も不明なため「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vivo の試験データがなく、分類できない。なお、in vitro の試験については、Ames 試験及びCHLを用いた染色体異常試験でいずれも陰性結果(IUCLID(2000))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 | - | - | H402: 水生生物に有害 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間LC50=23 mg/L(HSDB, 2009; IUCLID, 2000)から区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 | - | - | - | - | 急性毒性区分3であり、急速分解性がない(BIOWIN)が、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC=2.9 mg/L(>1 mg/L)(IUCLID, 2000)であることから、区分外とした。 |
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