名称:2,3-epoxypropyl o-tolyl ether
CAS番号:2210-79-9
物質ID: | 1 |
分類実施者: | 経済産業省 |
分類実施年度: | 平成19年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - | - | - | - | - | - |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | - | - | - | - | - | - |
3 | エアゾール | - | - | - | - | - | - |
4 | 支燃性/酸化性ガス | - | - | - | - | - | - |
5 | 高圧ガス | - | - | - | - | - | - |
6 | 引火性液体 | - | - | - | - | - | - |
7 | 可燃性固体 | - | - | - | - | - | - |
8 | 自己反応性化学品 | - | - | - | - | - | - |
9 | 自然発火性液体 | - | - | - | - | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - | - | - | - | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - | - | - | - | - | - |
12 | 水反応可燃性化学品 | - | - | - | - | - | - |
13 | 酸化性液体 | - | - | - | - | - | - |
14 | 酸化性固体 | - | - | - | - | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - | - | - | - | - | - |
16 | 金属腐食性物質 | - | - | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | 本物質のデータがないので分類できない。なお、ラットを用いた経口投与試験のLD50値4,000 mg/kg(RTECS(1999))があるが、テスト物質はEpoxide No. 8の製品であり、Cresyl glycidyl ether(CAS番号26447-14-3)と推定されるので採用しない。健康有害性については、Cresyl glycidyl ether(CAS番号26447-14-3)も参照のこと。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義の液体であるため、分類対象外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | 警告 | H315: 皮膚刺激 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P362: 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 |
「刺激あり」(ICSC(2005))との記述から区分2とした。EU-Annex IはXi; R38であり、GHS区分2に相当する。ただし、ウサギを用いたOECDガイドライン404及びGLP準拠による試験で、わずかな(slightly)刺激」(IUCLID(2000))と記載されている。IUCLID(2000)のデータは、CAS番号26447-14-3の情報の中で本物質に該当するデータを採用した。 | |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
「軽度の(mildly)刺激」(ICSC(2005))との記述から区分2Bとした。ただし、ウサギを用いたOECDガイドライン405及びGLP準拠による試験で、「わずかな(slightly)刺激」(IUCLID(2000))と記載されている。IUCLID(2000)のデータは、CAS番号26447-14-3の情報の中で本物質に該当するデータを採用した。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 | 警告 | H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P333+P313: 皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
モルモットを用いたOECDガイドライン406及びGLP準拠による試験で、皮膚感作性あり(IUCLID(2000))とされていることから区分1とした。EU-Annex IはR43であり、GHS区分1に相当する。IUCLID(2000)のデータは、CAS番号26447-14-3の情報の中で本物質に該当するデータを採用した。 | |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | in vivoの、マウスを用いる強制経口投与の遺伝子突然変異試験(体液解析試験)で陰性、染色体突然変異試験(小核試験)で陰性、また、マウスを用いる経皮投与の優性致死試験で陰性の結果(EPA OPPT、TSCATS Low Detail Report)から区分外とした。なお、in vitro試験では、サルモネラ菌を用いる復帰突然変異試験で陽性(NTP DB(Access on Dec. 2007))、マウス及び細菌を用いる宿主経由試験で陽性、ヒトの白血球を用いた不定期DNA合成阻害試験で弱い影響(EPA OPPT、TSCATS Low Detail Report)がある。EU-Annex IはMuta. Cat. 3; R68であり、GHS区分2に相当する。EU分類のCat.3は、エポキシ構造とそれによる変異原性を考慮したものと推察される。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) | 警告 | H335: 呼吸器への刺激のおそれ(気道刺激性) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ICSC(2005)に、軽度(mildly)の気道刺激性と記載されているので区分3(気道刺激性)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | - | - | - | - | - | - |
11 | 水生環境有害性(長期間) | - | - | - | - | - | - |
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