名称:二亜硫酸ナトリウム
CAS番号:7681-57-4
物質ID: | 871 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性あるいは自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 空気酸化速度は極めて遅い。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 水溶液は安定。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | (GHS定義による)固体。 |
14 | 酸化性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 還元性物質。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 無機物。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体のための試験方法未確定 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | 警告 | H302: 飲み込むと有害 |
P301+P312: 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P330: 口をすすぐこと。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラット経口LD50:1310mg/kg(平均値)から「区分4」とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データ不十分で分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | 不揮発性の固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データ不十分で分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | 動物実験では無刺激とされているが、濃厚溶液でヒトに刺激を与えるという情報もある。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
Mildな刺激があり、3日間で治癒している(ECETOC Report)ので「区分2B」とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 区分1 | 危険 | H334: 吸入するとアレルギー、喘息又は呼吸困難を起こすおそれ |
P304+P341: 吸入した場合:呼吸が困難な場合には、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P342+P311: 呼吸に関する症状が出た場合:医師に連絡すること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P285: 換気が十分でない場合には、呼吸用保護具を着用すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトの疫学情報で、少数例であるが吸入、皮膚接触、経口摂取によるアレルギーが報告されている。亜硫酸酸化酵素欠損のヒトに起こるといわれており、発生率が高くない。(専門家意見確認済み) | |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 | 警告 | H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P333+P313: 皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトの疫学情報で、少数例であるが吸入、皮膚接触、経口摂取によるアレルギーが報告されている。亜硫酸酸化酵素欠損のヒトに起こるといわれており、発生率が高くない。(専門家意見確認済み) | |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | In vivoの結果はマウスおよびマウスの経世代変異原性試験で陰性。In vitroの試験結果に陽性があるが、指針に従い「区分外」とした。【専門家意見により、根拠文を修正】 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | IARCでクラス3、ACGIHでA4としていることから「区分外」とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | - | 多世代の試験で悪影響が報告されていないので「区分外」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) | 警告 | H335: 呼吸器への刺激のおそれ(気道刺激性) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトのエアゾール暴露で呼吸器刺激の情報があるので「区分3(気道刺激性)」とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器) | 危険 | H372: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害(呼吸器) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
洗濯労働者および食品摂取者に喘息の報告がある(ACGIH(2001))ので「区分1(呼吸器)」とした。(専門家意見により修正) | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 分類できるデータなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 | - | - | H402: 水生生物に有害 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=88.76mg/L(SIDS、2004)から、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分3 | - | - | H412: 長期継続的影響によって水生生物に有害 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分3、生物蓄積性は低いと推定されるものの、水中での挙動は環境条件により異なり予測し難いため、区分3とした。 |
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