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(5)紫外線とその防止指数(SPF及びPA)について

紫外線は波長が190〜400nmの範囲の電磁波で、太陽光線に含まれています。地表に到達する電磁波の中で一番波長が短く高いエネルギーを持っており、多量の紫外線を皮膚に浴びると種々の障害が発生します。

紫外線はその波長により、さらに下記の3つに分けられますが、それぞれの生物学的作用が異なっています。

UV-A(320〜400 nm、長波長紫外線)

UV-B(290〜320 nm、中波長紫外線)

UV-C(190〜290 nm、短波長紫外線)

  • UV-Aは紫外線の中では波長が長いために皮膚の深部まで到達します。またUV-AはUV-Bと異なり、大部分がガラスを透過し、空全体が雲で覆われている場合でもかなりの部分が地表に到達します。長時間UV-Aを浴びると、皮膚の老化(はりや弾力の低下)を促進し、また表皮にある淡色メラニン色素を濃色メラニン色素に変化させて、皮膚を黒化させます。また皮膚に障害を与える活性酸素を発生させます。
  • UV-Bは皮膚に暴露されると、即時的な皮膚反応として、短時間で紅斑や浮腫のような炎症(サンバーン)反応を引き起こし、そのあと数日後に皮膚に色素沈着が起きます。また、UV-Bは皮膚の免疫機能を低下させ、長時間浴びると皮膚がんの原因になります。
  • UV-Cは細胞内のDNAの損傷を引き起こす可能性がありますが、成層圏に存在するオゾン層によって吸収され、地上に到達することはありません。

紫外線防止効果の目安として、SPFPA分類があります。

SPF(Sun protection factor):

紫外線防止用化粧品に表示されている紫外線のカット効果を示す指標です。

SPFの数値は、太陽光中のUV-B(中波長域紫外線、290〜320nm)によって皮膚に紅斑ができるまでの時間を何倍にのばせるかを示したものです。現在、SPFの表示には上限が設けられており、SPF測定結果が統計的に50を越えるUVケア化粧品についてはSPF 50+ と表示されます。

ただし、これらはあくまで実験室内の一定条件下で測定したものであり、一方実際の使用場面では種々の影響を受けますので、SPFはあくまで目安です。

PA(Protection grade of UVA):

紫外線防御能の中で、UV-A(長波長域紫外線、320〜400nm)防止効果の程度を示す目安です。SPFのように数値でその効果を表すのではなくて、三つの分類

PA+(UVA防止効果がある)、

PA++(UVA防止効果がかなりある)、

PA+++(UVA防止効果が非常にある)で表示されます。

日本化粧品連合会の目安

図:生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方
生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方のチャート図

記載を確認し使用目的によって、製品を選択することが重要です。

紫外線を浴びる女性のイラスト

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