項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 6485-40-1 |
名称 | L-カルボン |
物質ID | m-nite-6485-40-1_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 | P370+P378 P210 P280 P403 P501 |
測定法が不明であるが、88℃(Lange(16th, 2005))、92℃(GESTIS(Access on June. 2011))というデータがあり、所定の試験において> 60℃ かつ ≦93℃と推定されるので、区分4と判定した。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性の原子団(不飽和結合)を含むがデータがなく分類できない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は1640 mg/kg(JECFA 718(1991))に基づき、区分4とした。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 常温における液体(Merck(14th, 2006))である。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ヒトで1%ワセリンを48時間の閉塞適用したパッチテストで刺激性が認められなかった(JECFA 718(1991))と報告されている。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1B |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分1Bとした。なお、新たな評価書及び知見に基づき、分類結果を変更した。CLH Report(2012)にて感作性知見が公表されたため、旧分類から皮膚感作性項目のみ見直した(2021年)。 【根拠データ】 (1)マウス(n = 4)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は1(2.5%)、1.5(5%)、2.9(10%)、5(25%)、5.7(50%)、EC3値は10.7%と算出されたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Dec. 2021))。 (2)L-カルボンに対するパッチテストで陽性がみられたとの症例研究がいくつかある。また、スペアミント入りの歯磨き、チューインガム、あるいはミントの香りのするシャンプーを使用していた、接触性アレルギーを有する患者541人中15人で、L-カルボンに対するパッチテスト陽性が示されたとの報告がある(CLH Report (2012))。 【参考データ等】 (3)モルモット(n = 15)を用いたFreund's Complete Adjuvant試験(皮内投与:5%溶液)において、惹起後48時間後に13例で、72時間後に15例で紅斑がみられたとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2013))。 (4)カルボンを用いた、モルモット(n = 19)へのMaximisation試験(OECD TG 406、皮内投与:5%溶液)において、50%溶液惹起群では、惹起後24時間後に47%(9/19例)、48時間後に5%(1/19例)で軽度から中等度の紅斑がみられた。75%溶液惹起群では、惹起後24時間後に53%(10/19例)、48時間後に5%(1/19例)で軽度から中等度の紅斑がみられたとの報告がある(CLH Report (2012)、ECHA RAC Opinion (2013))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性、チャイニーズハムスターの卵巣細胞を用いた染色体異常試験で擬陽性の結果が報告されている(JECFA 944(1999))。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、カルボンのD体をマウスに2年間経口投与した発がん性試験で、試験物質投与に起因する腫瘍の発生は認められなかった(NTP TR 381(1990))と報告されている。 |
平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットに反復経口投与により、500 mg/kg/dayを14日間投与(90日換算:78 mg/kg/day)で血清コレステロールとトリグリセリドの上昇(JECFA 718(1991))、1.0%混餌(500 mg/kg/day)の16週間投与で体重増加抑制と精巣萎縮(JECFA 718(1991))、0.25%混餌(125 mg/kg/day)による1年間投与で悪影響が認められなかった(JECFA 718(1991))ことなど、複数の報告があるが、試験物質がL体とD体のいずれか不明なことに加え、結果の詳細も不明なため「分類できない」とした。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成23年度(2011年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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