項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 25319-90-8 |
名称 | S-エチル=2-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)チオアセタート |
物質ID | R04-C-065-JNIOSH, MOE |
分類実施年度 | 令和4年度(2022年度) |
分類実施者 | 労働安全衛生総合研究所/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2006年度(平成18年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver.2.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - |
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2 | 可燃性ガス | - |
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3 | エアゾール | - |
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4 | 酸化性ガス | - |
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5 | 高圧ガス | - |
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6 | 引火性液体 | - |
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7 | 可燃性固体 | - |
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8 | 自己反応性化学品 | - |
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9 | 自然発火性液体 | - |
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- | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - |
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- | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - |
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12 | 水反応可燃性化学品 | - |
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- | - | - |
13 | 酸化性液体 | - |
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- | - | - |
14 | 酸化性固体 | - |
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- | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - |
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- | - | - |
16 | 金属腐食性化学品 | - |
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17 | 鈍性化爆発物 | - |
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- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | - |
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1 | 急性毒性(経皮) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
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2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
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3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
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4 | 呼吸器感作性 | - |
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4 | 皮膚感作性 | - |
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5 | 生殖細胞変異原性 | - |
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6 | 発がん性 | - |
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7 | 生殖毒性 | - |
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8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
- |
- | - | - |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(血液系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
【分類根拠】 (2)~(4)より、区分2の範囲で血液系への影響がみられたことから、区分2(血液系)とした。なお、(2)、(3)でみられた肝臓、腎臓への影響は血液毒性の二次的影響と考えられるため、標的臓器として採用していない。また、(2)でみられた神経系への影響は、(4)の類縁物質を用いた亜急性神経毒性試験で影響がみられていないことから、標的臓器として採用していない。(1)より、本物質のデータに加えて、類縁物質である4-クロロ-o-トリロキシ酢酸(MCPA、CAS登録番号:94-74-6)のイヌ以外のデータを用いて分類を行った。新たな知見に基づき、分類結果を変更した。旧分類とEUで特定標的臓器毒性(反復ばく露)のGHS区分に差異があったため、本項目を見直した(2022年度)。 【根拠データ】 (1)本物質(MCPA-チオエチル)は摂取後速やかに吸収され、MCPAに変換される。MCPAは更なる代謝を受けることはなく、ラット、イヌ及びヒトではMCPAとして大部分が尿中に排泄される。ただし、イヌと他の動物種間でMCPA及び他の関連有機酸の体内動態における種差が存在することから、ヒト健康リスクを決定する上でイヌの毒性データの利用は適切ではないことが示唆されている(ECHA RAC Opinion (2018))。 (2)本物質におけるラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、8.2 mg/kg/day(区分1の範囲)で精子形成の減少(雄:5/10)、脊髄・脳幹の神経細胞萎縮(雌:1/10)がみられたとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018))。 (3)本物質におけるラットを用いた混餌投与による52週間反復経口投与試験(OECD TG453、GLP)において、78.7 mg/kg/day(区分2の範囲)で体重増加抑制・摂餌量減少、溶血性貧血、AST(GOT)・ALP増加、甲状腺重量増加、脾臓のうっ血・類洞の拡張、腎尿細管細胞の褐色色素沈着の増加、尿タンパクの増加、尿量の増加(雌)がみられたとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018))。 (4)MCPAにおけるラットを用いた90日間混餌投与による亜急性神経毒性試験において、50 ppm(34 mg/kg/day(雄)、42mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)以上で腎臓(重量増加、尿素・クレアチニン増加)、精巣(雄)及び副腎(雌)相対重量の低値、副腎の脂質増加がみられた。神経系について、機能観察総合評価(FOB)及び運動活性評価、組織病理学的検査を実施したが、区分2の上限までの範囲で影響はみられなかったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018))。 【参考データ等】 (5)本物質におけるイヌを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、約5 mg/kg/day(区分1の範囲)で肝臓・腎臓の形態変化(肝臓の髄外造血、腎臓の曲尿細管の色素沈着)が、約25 mg/kg/day(区分2の範囲)で肝臓の髄外造血、腎臓の曲尿細管の色素沈着、ヘモグロビンの減少(3及び12ヵ月)(雄)、赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリットの減少(3~12ヵ月)(雌)がみられたとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018))。 (6)MCPAにおけるイヌを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、48 mg/kg/day(区分2の範囲)肝臓の病理組織学的変化(巣状やびまん性の肝細胞解離、巣状壊死、単細胞壊死)がみられたとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018))。 (7)本物質は(6)より、EU CLHにおいて区分2(肝臓)として分類されている。 |
10 | 誤えん有害性 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(ニジマス)96時間LC50 = 0.046 mg/L(EU CLP CLH, 2016)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)72時間NOErC = 0.009 mg/L(EU CLP CLH, 2016)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 0.009 mg/L(EU CLP CLH, 2016)から、区分1となる。慢性毒性データが得られていない栄養段階(魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(ニジマス)の96時間EC50 = 0.046 mg/L(EU CLP CLH, 2016)から、区分1となる。以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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