政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 122-99-6
名称 2-フェノキシエタノール
物質ID R04-C-049-JNIOSH, MOE
分類実施年度 令和4年度(2022年度)
分類実施者 労働安全衛生総合研究所/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2008年度(平成20年度)   2013年度(平成25年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver.2.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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2 可燃性ガス -
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- - -
3 エアゾール -
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4 酸化性ガス -
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5 高圧ガス -
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- - -
6 引火性液体 -
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- - -
7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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11 自己発熱性化学品 -
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- - -
12 水反応可燃性化学品 -
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- - -
13 酸化性液体 -
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- - -
14 酸化性固体 -
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- - -
15 有機過酸化物 -
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
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- - -
17 鈍性化爆発物 -
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- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
【分類根拠】
(1)~(5)より、有害性の高い区分を採用し、区分4とした。なお、新たな知見に基づき分類結果を変更した。旧分類からEUで新たな知見が追加されたため、急性毒性(経口)項目を見直した(2022年度)。

【根拠データ】
(1)ラット(雄)のLD50:1,394 mg/kg(CLH Report (2018)、 REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))
(2)ラット(雌)のLD50:1,472 mg/kg(OECD TG 401)(CLH Report (2018))
(3)ラットのLD50:1,850 mg/kg(OECD TG 401)(CLH Report (2018)、 REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))
(4)ラット(雌)のLD50:2,579 mg/kg(CLH Report (2018)、 REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))
(5)ラット(雄)のLD50:3,256 mg/kg(OECD TG 401)(CLH Report (2018))

【参考データ等】
(6)本物質はEU CLHにおいて、区分4に分類されている。


1 急性毒性(経皮) -
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1 急性毒性(吸入:ガス) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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- - -
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分1


危険
H318 P305+P351+P338
P280
P310
【分類根拠】
(1)より、1例で非可逆的な影響がみられたことから区分1とした。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した(2022年度)。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、21日観察)において、全例で角膜影響がみられ、1例の角膜混濁は21日後まで持続した(角膜混濁スコア:1/1/1/1/1/1、虹彩炎スコア:0.3/0/1/1.7/1.3/0.7、結膜発赤スコア:1/1.3/0.7/0.7/0.3/1.3、結膜浮腫スコア:0.3/0.3/0.3/0/0.3/0)との報告がある(ECHA RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
4 呼吸器感作性 -
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4 皮膚感作性 -
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5 生殖細胞変異原性 -
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- - -
6 発がん性 -
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- - -
7 生殖毒性 -
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- - -
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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- - -
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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- - -
10 誤えん有害性 -
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- - -

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
-
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- - 藻類(セネデスムス)72時間ErC50 = 625 mg/L(REACH登録情報, 2022)、甲殻類(オオミジンコ)48時間LC50 = 488 mg/L(REACH登録情報, 2022)、魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 = 154 mg/L(REACH登録情報, 2022)であることから、区分に該当しないとした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
-
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- - 藻類(セネデスムス)の72h NOErC = 46 mg/L(REACH登録情報, 2022)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 9.43 mg/L(REACH登録情報, 2022)、魚類(ファットヘッドミノー)の34d NOEC = 24 mg/L(REACH登録情報, 2022)から、区分に該当しないとした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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