項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 1185-55-3 |
名称 | トリメトキシ(メチル)シラン |
物質ID | R04-C-046-JNIOSH, MOE |
分類実施年度 | 令和4年度(2022年度) |
分類実施者 | 労働安全衛生総合研究所/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2013年度(平成25年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver.2.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | - |
- |
- | - | - |
2 | 可燃性ガス | - |
- |
- | - | - |
3 | エアゾール | - |
- |
- | - | - |
4 | 酸化性ガス | - |
- |
- | - | - |
5 | 高圧ガス | - |
- |
- | - | - |
6 | 引火性液体 | - |
- |
- | - | - |
7 | 可燃性固体 | - |
- |
- | - | - |
8 | 自己反応性化学品 | - |
- |
- | - | - |
9 | 自然発火性液体 | - |
- |
- | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - |
- |
- | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - |
- |
- | - | - |
12 | 水反応可燃性化学品 | - |
- |
- | - | - |
13 | 酸化性液体 | - |
- |
- | - | - |
14 | 酸化性固体 | - |
- |
- | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - |
- |
- | - | - |
16 | 金属腐食性化学品 | - |
- |
- | - | - |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(経皮) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
- |
- | - | - |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
- |
- | - | - |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 呼吸器感作性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。なお、(1)の知見は(4)の評価がなされた以降に実施された試験結果であり、新たな知見に基づき、分類結果を見直した(2022年度)。 【根拠データ】 (1)マウス(n=5/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は0.6(10%)、0.6(25%)、0.7(50%)であった(区分に該当しない結果)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (2)モルモット(n=20)を用いたBuehler試験(OECD TG 406相当、GLP、局所投与:50%溶液)において、24、48h後の陽性反応率はともに0%(0/20例)であったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018)、REACH CoRAP Substance Evaluation Conclusion and Evaluation Report (2020))。 【参考データ等】 (3)モルモット(n=20)を用いたBuehler試験(OECD TG 406、GLP、局所投与:50%溶液)において、1回目の惹起(25%溶液)の24、48h後の陽性反応率はそれぞれ95%(19/20例)、45%(9/20例)であった一方、陰性対照群での24、48h後の陽性反応率はそれぞれ100%(10/10例)、80%(8/10例)であった。14日後に実施した2回目の惹起(25%)の24、48h後の陽性反応率はそれぞれ30%(6/20例)、20%(4/20例)であった一方、陰性対照群での24、48h後の陽性反応率はともに0%(0/10例)であったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018)、REACH CoRAP Substance Evaluation Conclusion and Evaluation Report (2020))。 (4)(2)の知見については局所投与量の決定においてOECD TG 406から逸脱して皮膚刺激性のみられない範囲の用量で試験が実施されていること、(3)の知見については1回目の惹起時に陰性対照群で高い陽性反応率がみられていることにRACは言及し、信頼性が限定的であることから本物質の皮膚感作性の結論を下せないとしている(ECHA RAC Opinion (2018))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | - |
- |
- | - | - |
6 | 発がん性 | - |
- |
- | - | - |
7 | 生殖毒性 | - |
- |
- | - | - |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
- |
- | - | - |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
- |
- | - | - |
10 | 誤えん有害性 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 > 3.6 mg/L、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 > 122 mg/L、魚類(ニジマス)96時間LC50 > 110 mg/L、(いずれも測定値、SIAR, 2011、REACH登録情報, 2022)であることから、区分に該当しないとした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)の72時間NOECr ≧ 3.6 mg/L(測定値、SIAR, 2011、REACH登録情報, 2022)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(甲殻類、魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(ニジマス)の96時間LC50 > 110 mg/L(測定値、SIAR, 2011、REACH登録情報, 2022)であるが、難水溶性ではなく(水溶解度 = 91000 mg/L(EUCLP CLH, 2017))、生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = -0.67(KOWWIN v1.68 ))ことから、区分に該当しないとなる。 以上の結果から、区分に該当しないとした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
|