項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 118712-89-3 |
名称 | 2,3,5,6-テトラフルオロベンジル=(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(別名トランスフルトリン) |
物質ID | R04-C-036-JNIOSH, MOE |
分類実施年度 | 令和4年度(2022年度) |
分類実施者 | 労働安全衛生総合研究所/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2008年度(平成20年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver.2.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - |
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2 | 可燃性ガス | - |
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3 | エアゾール | - |
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4 | 酸化性ガス | - |
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5 | 高圧ガス | - |
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6 | 引火性液体 | - |
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- | - | - |
7 | 可燃性固体 | - |
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- | - | - |
8 | 自己反応性化学品 | - |
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9 | 自然発火性液体 | - |
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- | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - |
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- | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - |
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- | - | - |
12 | 水反応可燃性化学品 | - |
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- | - | - |
13 | 酸化性液体 | - |
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- | - | - |
14 | 酸化性固体 | - |
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- | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - |
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- | - | - |
16 | 金属腐食性化学品 | - |
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- | - | - |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
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- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(経皮) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
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- | - | - |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
- |
- | - | - |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 呼吸器感作性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 皮膚感作性 | - |
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- | - | - |
5 | 生殖細胞変異原性 | - |
- |
- | - | - |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(5)より、多くの腫瘍は統計学的に有意な発生増加ではなく、統計学的に有意な発生増加があった腫瘍(雌マウスの肝細胞腺腫)も良性腫瘍だけの増加であり悪性腫瘍への進展がなかったことから、区分2とした。新たな情報源を利用し分類結果を見直した。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた2年間(25ヵ月間)混餌投与による発がん性試験(OECD TG 453)では、雌雄とも最高投与群(2,000 ppm:雄/雌:100.1/142.1 mg/kg/day)で統計学的に有意でないが膀胱腫瘍(雄:乳頭腫2/57、がん1/57、雌:乳頭腫1/57、がん2/57)の発生増加が認められた(EU CLP CLH (2021))。 (2)マウスを用いた2年間(24ヵ月間)混餌投与による発がん性試験(OECD TG 451)では、雄では発生頻度に有意な増加が認められた腫瘍はなく、雌の最高投与群で肝細胞腺腫の統計学的に有意な発生増加(13/50、対照群は4/50)が認められ、その他に脾臓の血管肉腫(2/50例)、ハーダー腺の腺腫(8/50例)、皮下組織肉腫(2/50例)がみられた(EU CLP CLH (2021))。 (3)上記の腫瘍発生の作用機序として、遺伝毒性による機序は否定的である(in vivo小核試験陰性)。ラットの膀胱腫瘍発生機序として、主代謝物であるTFBA(テトラフルオロ安息香酸)の細胞毒性による可能性が考えられたが、ヒト及び動物の培養細胞を用いた比較代謝研究及び比較細胞毒性研究の結果からはこの可能性もこの膀胱腫瘍のヒトへの関連性を否定する証拠も得られなかった(EU CLP CLH (2021))。 (4)雌マウスで認められた腫瘍のうち、脾臓の血管肉腫と皮下組織の肉腫は発生率が低く、偶発的で投与に関連したものではないと考えられた。ハーダー腺の腺腫はハーダー腺がヒトに存在しないため、ヒトに関連性がないとして棄却された。一方、肝細胞腺腫については、作用機序的研究から核内受容体CAR(Constitutive Androstane Receptor)の活性化を介した細胞増殖の機構が想定されたが、本物質がCARの活性化を誘導することも、肝細胞腺腫がヒトに関連性がないことも証明するには至っていない(EU CLP CLH (2021))。 (5)ラットの膀胱腫瘍とマウスの肝細胞腺腫は、ヒトへの関連性ついて作用機序的研究からは結論を導くことができないため、「No classification」とすることは妥当でない。多くの腫瘍は統計学的に有意な発生増加ではなく、統計学的に有意な発生増加があった腫瘍(雌マウスの肝細胞腺腫)も良性腫瘍だけの増加であり悪性腫瘍への進展がなかったことから、「Category 2」とするのが妥当と判断した。(EU CLP CLH (2021))。 |
7 | 生殖毒性 | - |
- |
- | - | - |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
- |
- | - | - |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
- |
- | - | - |
10 | 誤えん有害性 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(ニジマス)96時間LC50 = 0.0007 a.i. mg/L(EU CLP CLH, 2019)であることから、区分1とした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。(a.i. : active ingredient) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(ファットヘッドミノー)の21日間NOEC = 0.0000175 a.i. mg/L(EU CLP CLH, 2019)から、区分1とした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。(a.i. : active ingredient) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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