項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 111-96-6 |
名称 | ジエチレングリコールジメチルエーテル |
物質ID | R04-C-005-JNIOSH, MOE |
分類実施年度 | 令和4年度(2022年度) |
分類実施者 | 労働安全衛生総合研究所/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2007年度(平成19年度) 2008年度(平成20年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver.2.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - |
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2 | 可燃性ガス | - |
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3 | エアゾール | - |
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4 | 酸化性ガス | - |
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5 | 高圧ガス | - |
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6 | 引火性液体 | - |
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7 | 可燃性固体 | - |
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8 | 自己反応性化学品 | - |
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9 | 自然発火性液体 | - |
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10 | 自然発火性固体 | - |
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11 | 自己発熱性化学品 | - |
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12 | 水反応可燃性化学品 | - |
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- | - | - |
13 | 酸化性液体 | - |
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14 | 酸化性固体 | - |
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- | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - |
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- | - | - |
16 | 金属腐食性化学品 | - |
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17 | 鈍性化爆発物 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | - |
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1 | 急性毒性(経皮) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
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2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
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3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
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4 | 呼吸器感作性 | - |
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4 | 皮膚感作性 | - |
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5 | 生殖細胞変異原性 | - |
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- | - | - |
6 | 発がん性 | - |
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7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)のスクリーニング試験結果からは、親動物の一般毒性用量で雌の性機能・生殖能への有害影響とともに着床後胚損失率の増加、生後の生存率低下がみられた。また(2)~(4)の吸入及び経口経路における発生毒性試験では、母動物毒性がないか、体重増加抑制のみの用量で、明瞭な胎児毒性(吸収・胎児死亡増加)と奇形発生の増加がみられている。よって、区分1Bとした。旧分類からEUでGHS区分が変更されたため、生殖毒性を検討して見直した(2022年度)。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生スクリーニング併合試験(OECD TG422、GLP)において、雄に貧血傾向(ヘモグロビン及びヘマトクリットの低下)がみられた中用量では出生児に体温低下がみられただけであったが、親動物に肝臓影響(小葉中心性肝細胞肥大、相対重量増加(雌のみ))、MCV低値(雄)、脾臓の髄外造血亢進(雌)が認められた高用量において、雌の性機能及び生殖能力への影響(性周期長の延長、妊娠期間の延長、着床後胚損失率の増加、分娩率の低下、哺育状態の異常)と出生児への発生影響(出生率の低下、4日生存率の低下、生後4日の生児数の減少)が認められた(経済産業省安全性試験結果 (2007))。 (2)ラットを用いた吸入ばく露による発生毒性試験(6時間/日、妊娠7~16日)において、明瞭な母動物毒性がない中用量(肝臓絶対重量増加のみ)で、胎児に低体重と奇形(主に脳と骨格の奇形)の頻度増加がみられ、母動物毒性(摂餌量減少、体重増加抑制)が認められた高用量では全胎児死亡を生じた(ECETOC TR95 vol. II (2005)、DFG MAK (1998)、EU REACH SVHC (2011))。 (3)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG414、GLP、妊娠6~19日)において、最小限の母動物毒性(体重増加抑制)がみられる用量以上で、一腹当たりの異常着床物(吸収/後期胎児死亡/奇形胎児)の増加がみれらた。また、母動物に体重増加抑制のみを生じる用量で、胎児毒性(出生前胎児死亡の増加)と催奇形性(生存奇形児の発生率増加)がみれらた(最高用量群の母動物では15%が死亡)。胎児に高頻度でみられた奇形は肋骨癒合(最高用量群で17%)、水腎症(同23%)、骨の変形を伴わないこぶ状四肢であった(REACH登録情報 (Accessed July 2022)、DFG MAK (1998)、ECETOC TR95 vol. II (2005)、 EU REACH SVHC (2011)、AICIS IMAP (2014))。 (4)マウスを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG414、GLP、妊娠6~15日)において、母動物に体重増加抑制、肝絶対重量増加がみられた高用量2群で着床後胚損失率の増加、胎児に奇形(外表奇形:神経管閉鎖不全、四肢と指の奇形等、骨格奇形:肋骨、椎弓及び椎骨の癒合・欠損等、内臓奇形(最高用量のみ):心血管系・尿路系)発生率の増加が認められた。さらに、胎児には最低用量から一腹当たりの生存胎児数の減少が認められた(REACH登録情報 (Accessed July 2022)、DFG MAK (1998)、ECETOC TR95 vol. II (2005)、 EU REACH SVHC (2011)、AICIS IMAP (2014))。 【参考データ等】 (5)EUではRepr. 1Bに分類されている(CLP分類結果 (Accessed Jun 2022))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
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9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
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10 | 誤えん有害性 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 > 10,000 mg/L(REACH登録情報(2022))、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 943 mg/L(REACH登録情報(2022))、魚類(ゴールデンオルフェ)96時間LC50 >2000 mg/L(REACH登録情報(2022))であることから、区分に該当しないとした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
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- | - | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BODによる分解度:0%(METI既存点検結果, 1997))、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 320 mg/L(REACH登録情報(2022))から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(ゴールデンオルフェ)の96時間LC50 > 2000 mg/L(HSDB(2022))であるが、難水溶性ではなく(水溶解度 = 1000000 mg/L(PHYSPROP Database(SRC, 2005)))、生物蓄積性は低いと推定される(log Kow = -0.36(PHYSPROP Database(SRC, 2005)))ことから、区分に該当しないとなる。 以上の結果から、区分に該当しないとした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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