GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 366-18-7
名称 2,2'-ビピリジル
物質ID H29-B-083
分類実施年度 平成29年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 平成23年度  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-
-
- -    爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
3 エアゾール 分類対象外
-
-
- -    エアゾール製品ではない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- -    可燃性 (ICSC (2002) (J)) との情報があるが、データがなく分類できない。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-
-
- -    分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- -    データがなく分類できない。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- -    融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外
-
-
- -    金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。
13 酸化性液体 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類対象外
-
-
- -    酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。
15 有機過酸化物 分類対象外
-
-
- -    分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-
-
- -    固体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
   ラットのLD50値として、100 mg/kg (HSDB (Access on June 2017)) との報告に基づき、区分3とした。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。旧分類が使用したIUCLID (2000) は、入手できず確認不能であるため採用しなかった。したがって旧分類から分類結果を変更した。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外
-
-
- -    GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、旧分類で分類に用いたIUCLID (2000)) は現在利用できないため、今回の調査で入手した情報をもとに区分を見直した。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、旧分類で分類に用いたIUCLID (2000)) は現在入手できないため、使用しなかった。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
   
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、旧分類で分類に用いたIUCLID (2000)) は現在入手できないため、使用しなかった。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性、陽性、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験で陽性の報告がある (ECHA登録情報 (Access on July 2017)) が、List 1、List 2の情報源でないため分類に使用しなかった。旧分類で記載のIUCLIDについては、現在利用できず確認できなかった。
6 発がん性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、IUCLID (2000) にはアクセスできないため、ECHAのREACH登録情報を検索したが、本物質の発がん性に関する情報は得られなかった (ECHA Registered Substances (Access on September 2017))。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。なお、IUCLID (2000) にはアクセスできないため、ECHAのREACH登録情報を検索した結果、生殖毒性・発生毒性ともに信頼性ランク3のデータはあるが、信頼性ランク1又は2の信頼性のある情報はなかった (ECHA Registered Substances (Access on September 2017))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分2(神経系)


警告
H371 P308+P311
P260
P264
P270
P405
P501
   本物質のヒトでの単回ばく露の情報はない。実験動物では、ラットの単回経口投与試験で、区分1範囲の50、100、250mg/kgで、振戦と軽度な眼瞼下垂が認められたが、24時間以内に回復したとの報告がある (HSDB (Access on June 2017))。したがって区分2 (神経系) とした。ガイダンス値から判断すると区分1相当であるが、List 2のデータであって、判定基準1b3) (OECD TG試験かつGLP適合試験) を満たさないため、ガイダンスに従って区分2とした。なお、旧分類が使用したIUCLID (2000) は入手できず確認不能であるため使用しなかった。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。
   なお、ECHAのREACH登録情報を検索した結果、信頼性ランク3のデータはあるが、信頼性ランク1又は2の信頼性のある情報はなかった (ECHA Registered Substances (Access on September 2017))。また、旧分類で分類に用いたIUCLID (2000) は現在利用できないため分類結果が異なった。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-
-
- -    データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-
-
- -    データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-
-
- -    データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
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- -    データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。
また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。
* 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。
* 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。
ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。
* 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。
他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。

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