項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 109-65-9 |
名称 | 1-ブロモブタン |
物質ID | H29-B-067 |
分類実施年度 | 平成29年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成21年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点13℃ (closed cup)、沸点102℃ (GESTIS (Access on July 2017)) に基づいて区分2とした。なお、UNRTDG分類はUN 1126、クラス3、PGⅡである。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は515℃ (GESTIS (Access on July 2017) であり常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として、2,761 mg/kg (雄)、3,161 mg/kg (雌) (HSDB (Access on June 2017)) との報告に基づき、区分外 (国連分類基準の区分5) とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
マウスの30分吸入ばく露試験のLC50値として、237 mg/L (42,291 ppm) (4時間換算値: 83.8 mg/L (14,952 ppm)) との報告 (HSDB (Access on June 2017)) に基づき、区分4とした。なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (55,392 ppm) の90%よりも低いため、ミストがほとんど混在しないものとして、ppmを単位とする基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | マウスを用いた皮膚刺激性試験において、本物質は皮膚刺激性があるとの記述 (HSDB (Access on May 2017)) があるが、試験の詳細が不明であり他に試験データがなく、データ不足のため分類できないとした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギを用いた眼刺激性試験において、本物質は眼刺激性があるとの記述 (HSDB (Access on May 2017)) があるが、試験の詳細が不明であり他に試験データがなく、データ不足のため分類できないとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | マウスを用いた局所リンパ節増殖試験において、皮膚感作性はみられないとの記述 (HSDB (Access on May 2017)) があるが、試験の詳細が不明であり他の試験データがなく、データ不足のため分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性である (厚労省職場のあんぜんサイト変異原性試験結果 (Access on July 2017))。 |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
ラット及びマウスに2年間吸入ばく露した発がん性試験において、ラットでは雌雄ともにばく露に関連した腫瘍の発生増加は認められなかった (厚労省委託がん原性試験結果 (Access on May 2017))。マウスの試験では、雄で肺に細気管支肺胞上皮がんの発生増加が認められたが、雌では腫瘍の発生増加は認められなかった (厚労省委託がん原性試験結果 (Access on May 2017))。国際機関による既存分類結果はない。ただし、本物質は「労働安全衛生法第28条第3項の規定に基づき厚生労働大臣が定める化学物質による健康障害を防止するための指針 (以下、「がん原性指針」という)」において、平成24年 (2012年) に対象物質として指定されている。以上、本物質は厚労省「がん原性指針」の対象物質であるが、実験動物における発がん性の証拠は雄マウスのみに限られていることから、本項は区分1とせず区分2とした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、妊娠ラットに反復ばく露した結果、胎児の生存率低下、生後の発達阻害がみられたとの詳細不明の報告がある (HSDB (Access on May 2017))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。旧分類が記載したラットの単回経口投与試験で努力呼吸と運動失調がみられたとの情報 (HSDB (2006)) は、HSDB (Access on May 2017)) には記載されておらず、確認不能であり、他に情報がないことから分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器)、区分2(血液系、肝臓) |
危険 警告 |
H372
H373 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
ヒトに関する情報はない。 実験動物については、マウスを用いた13週間吸入毒性試験 (6時間/日、5日/週) において、区分1のガイダンス値の範囲内である31 ppm (90日換算: 0.12 mg/L) 以上で嗅上皮のエオジン好性変化、細気管支の好塩基性変化、区分2のガイダンス値の範囲内である125 ppm (90日換算: 0.47 mg/L) 以上で呼吸上皮のエオジン好性変化、250 ppm (90日換算: 0.95 mg/L) 以上で貧血 (赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値の減少)、ALT増加 (250 ppmのみ)、嗅上皮の配列不整、前胃の扁平上皮の過形成・びらん、小葉中心性の壊死と肝細胞の核の大型化がみられている (厚生労働省委託がん原性試験結果 (Access on May 2017))。また、ラットを用いた13週間吸入毒性試験、マウスを用いた104週間吸入毒性試験においては区分2のガイダンス値の範囲内で呼吸器への影響がみられ、ラットを用いた104週間吸入毒性試験では区分2のガイダンス値の範囲内で血液への影響がみられた (厚労省委託がん原性試験結果 (Access on May 2017))。 以上より、区分1 (呼吸器)、区分2 (血液系、肝臓) とした。 なお、新たな情報源を用いたため旧分類と分類結果が異なった。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、HSDB (Access on May 2017) に収載された数値データ (粘性率: 0.606 mPa・s (25℃)、密度 (比重): 1.2686) より、動粘性率は0.478 mm2/sec (25℃) と算出される。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | 信頼性のある急性毒性データが得られていない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。 また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。 * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。 * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。 ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。 他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |