項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 17095-24-8 |
名称 | リアクティブ ブラック-5 |
物質ID | H29-A-025 |
分類実施年度 | 平成29年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団、隣接する窒素を含むが、芳香族アゾであり自己反応性は示さない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は> 230℃ (BUA 147 (1994)) であり常温で発火しないと考えられる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
- |
- | - | 金属 (Na) を含むが、水溶解度は550 g/L (20℃) (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on August 2017)) との測定データが得られており、水と激しく反応することはないと考えられる。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (S) と結合しているが、データがなく、分類できない。なお、Naは酸素とイオン結合であり、これは酸化性に寄与しない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として、14,000~14,500 mg/kg (純度57%、100%換算値: 24,561~25,439 mg/kg)、> 5,000 mg/kg (純度43%、100%換算値: > 11,628 mg/kg) (BUA 147 (1994)) との報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (OECD TG 404準拠) で、本物質の約21%溶液で刺激性はなしとの記載や、別のウサギを用いた24時間閉塞適用試験 (FDAガイドライン準拠、パッチテスト) で、本物質の約43%溶液及び約22.5%溶液のいずれも軽度の刺激性を示したとの記載 (いずれもBUA 147 (1994)) があるが、希釈した本物質による試験結果のため分類には使用せず、分類できないとした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ウサギを用いた2件の眼刺激性試験 (FDAガイドライン準拠) で、本物質の約43%溶液及び約22.5%溶液を適用した結果、それぞれ軽度 (slightly) の刺激性及び刺激性なしとの記載 (BUA 147 (1994)) があるが、希釈試料での試験のため分類には使用せず、分類できないとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 区分1 |
危険 |
H334 |
P304+P340
P342+P311 P261 P284 P501 |
本物質を含む染料の粉じんばく露を受けた400人のコホートで、15%の労働者が業務で呼吸器における不調を訴え、検査を受けた19人中6人がプリックテスト (皮膚反応によるアレルゲン診断方法) で陽性、13人中5人がRAST (血中特異的IgE定量によるアレルゲン診断方法) で陽性との事例のほか、本物質の呼吸器感作性を示す複数の事例の記載 (BUA 147 (1994)) がある。よって、区分1とした。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 |
P302+P352
P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
染色工場で接触性皮膚炎を発症し、皮膚試験において本物質を含有する染料に対して陽性を示した事例のほか、本物質の皮膚感作性を示す複数の事例の記載 (BUA 147 (1994)) がある。よって、区分1とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験、チャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた染色体異常試験で陰性 (BUA 147 (1994))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (BUA 147 (1994))。以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ラットに皮下又は経口投与した試験では肝臓及び乳腺の腫瘍がみられたが、マウスの試験では腫瘍発生率の増加はなかったとの報告があるが、いずれの試験も現行の発がん性試験の基準に照らせば、適切性及び信頼性を欠く報告であると記述されている (BUA 147 (1994))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、雌雄親動物に一般毒性影響 (消化管・膀胱における病理組織変化) がみられる1,000 mg/kg/dayまで生殖発生影響は認められなかった (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on August 2017))。しかし、スクリーニング試験のため、この結果のみで区分外とできず、他に利用可能なデータがないことから、分類できないとした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ヒトについては、本物質単独ではなく混合物の染料の職業ばく露によるアレルギー影響として、湿疹、皮膚炎、鼻炎、喘息発作や咳のような呼吸器症状の愁訴の報告がある (BUA 147 (1994))。 実験動物については、ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験において、区分2のガイダンス値の範囲内である200 mg/kg/day (90日換算: 93 mg/kg/day (雄)) 以上で腎臓の相対重量増加、腎臓の尿細管の好酸性小体増加 (α2uグロブリン腎症)、区分2のガイダンス値の範囲を超える1,000 mg/kg/day (90日換算: 467 mg/kg/day (雄)、411~522 mg/kg/day (雌)) で刺激性によると考えられる消化管、膀胱への影響がみられており、腺胃粘膜の過形成及び境界縁の扁平上皮細胞過形成、大腸粘膜び漫性過形成、膀胱の移行上皮細胞過形成等がみられている (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on August 2017))。 以上、ヒトについて本項目の分類根拠となる情報は得られていない。実験動物においては、区分2のガイダンス値の範囲内の用量では雄ラット特有の腎臓所見がみられたのみであることから、分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
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