項目 | 情報 |
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CAS番号 | 123-51-3 |
名称 | イソペンチルアルコール |
物質ID | H28-B-047, C-076B |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイト |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイト |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
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- | - |
爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
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H226 |
P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P501 |
引火点42℃ (closed cup) (ICSC (2015)) に基づいて区分3とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
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- | - |
発火点は340℃ (ICSC (2015)) であり常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
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- | - |
液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
|
- | - |
データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
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H302 |
P264 P270 P301+P312 P330 P501 |
ラットのLD50値として、1,300 mg/kg (HSDB (Access on June 2016))、1,300〜4,000 mg/kg (PATTY (6th, 2012))、5,770 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)) の3件の報告がある。 1件が区分4に、1件が区分4〜区分外 (国連分類基準の区分5) に、1件が区分外に該当する。 有害性の高い区分を採用し、区分4とした。 新たに入手した情報に基づき、区分を見直した。 なお、旧分類時に用いたIUCLID (2000)、RTECS (2000) のデータは詳細不明であるため、採用しなかった。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
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- | - |
ウサギのLD50値として、3,240 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))、3,970 mg/kg (HSDB (Access on June 2016)) の2件の報告に基づき、区分外 (国連分類基準の区分5) とした。 新たに入手した情報に基づき、区分を見直した。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
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- | - |
ラットのLC50値 (8時間) として、> 2,000 ppm (4時間換算値:> 2,828 ppm) (ACGIH (7th, 2001)) との報告があるが、この値のみでは区分の特定ができないため、分類できない。 なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (3,128 ppm) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
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- | - |
ウサギに局所塗布した場合の刺激性はごく軽度であったことから (ACGIH (7th, 2001)、(PATTY (6th, 2012))、区分外 (国連分類基準の区分3) とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
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H318 |
P280 P305+P351+P338 P310 |
ウサギの眼に滴下した結果、角膜の壊死が認められたことから (ACGIH (7th, 2001))、区分1とした。 なお旧分類では、同情報に基づき区分2Aとしているが、「severe burns with moderately severe corneal necrosis」より、角膜の壊死と記載されていることから区分1に変更した。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、ボランティア25人のマキシマイゼーション試験で感作性を示さなかったとの報告があるが、試験の詳細は不明である (GESTIS (Access on June 2016)) ため、採用しなかった。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、旧分類で採用したIUCLIDは現在公開されていないため、確認できなかった。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、ラットに経口又は皮下投与した生涯試験の記述があるが、発がん評価に不十分な試験である (PATTY (6th, 2012))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、妊娠ウサギを用いた器官形成期吸入ばく露試験で、母動物毒性 (体重増加抑制) がみられる用量においても、胎児に発生毒性影響はみられなかったとの記述がある (PATTY (6th, 2012)) が、本物質の生殖能・性機能への影響に関する情報がない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性、麻酔作用) |
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H335 H336 |
P261 P271 P304+P340 P312 P403+P233 P405 P501 |
ヒトではボランティアによる本物質の単回吸入ばく露試験で、上気道の刺激作用が報告されている (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。 また、50〜100 mlの本物質を経口摂取したヒトでは、中枢神経系の抑制、脱力感、疼痛、胸部と腹部の灼熱感、吐き気、頭痛、入眠が10〜15分以内に起こり、1時間から6日間以内に昏睡と死に至ることが報告されている (PATTY (6th, 2012))。 動物実験ではウサギを用いた単回経口ばく露試験で、約半数の被験動物で昏睡と自発運動の喪失が報告されている (ACGIH (7th, 2001))。 以上より区分3 (気道刺激性、麻酔作用) とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
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- | - |
ヒトに関する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた3〜17週間反復投与毒性試験 (投与経路不明であるがおそらく経口投与) において、投与3週目に1,000 mg/kg/day群で摂餌量の減少に伴う体重増加抑制、精巣相対重量の減少がみられたが、6週及び17週にはみられておらず、NOAELは1,000 mg/kg/dayとの報告がある (HSDB (Access on June 2016))。 以上のように、区分2を超える用量においてもGHS分類根拠となる影響がみられていない。 しかし、他の経路の有害性情報が得られていないことから分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、HSDB (Access on June 2015) に収載された数値データ (粘性率: 3.74 mPa・s (25℃)、密度 (比重): 0.813 (15/4℃)) より、動粘性率は4.60 mm2/sec (25/15℃) と算出される。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
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- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
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- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
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2017/7/25 |