項目 | 情報 |
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CAS番号 | 106-37-6 |
名称 | p-ジブロモベンゼン |
物質ID | H28-A-050, C-109A |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
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- | - |
爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
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- | - |
難燃性物質 (GESTIS (Access on August 2016)) であるが、データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
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- | - |
データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
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- | - |
融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
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- | - |
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
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- | - |
In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いる小核試験で陰性 (厚生労働省化学物質毒性試験報告 (Access on August 2016))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陽性である (厚生労働省化学物質毒性試験報告 (Access on August 2016))。 以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
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- | - |
ラットを用いた強制経口投与による簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、親動物には雄に肝臓の大型化及び小葉中心性肝細胞肥大が認められた高用量 (100 mg/kg/day) まで、親動物の生殖能への影響はなく、児動物にも分類根拠とならない軽微な影響 (体重の低値又は低値傾向、死産児率の高値傾向、出生児数及び出生率の低値傾向) がみられたのみであった (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on September 2016))。 すなわち、本試験では生殖発生影響は認められなかったが、スクリーニング試験のため、この結果のみでは区分外には分類できない。 この他には分類に利用可能な情報はなく、データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) |
区分1(腎臓) 区分2(肝臓) |
警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトに関する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた強制経口投与による28日間反復投与毒性試験において、区分1相当である20 mg/kg/day (90日換算値:6.2 mg/kg/day) 以上の雄で腎臓の近位尿細管にPAS染色陰性の好酸体 (用量増加とともに減少)、PAS染色陽性の硝子滴、傷害された尿細管の再生像、区分2相当である100 mg/kg/day (90日換算値:31.1 mg/kg/day) 以上で総コレステロール・総ビリルビン増加 (雄)、血糖減少(雄)、腎臓・肝臓重量増加 (雄)、肝細胞腫大及び副腎皮質束状帯細胞の空胞化 (雌雄)、腎臓の糸球体毛細血管拡張 (雌) がみられ、区分2を超える用量である500 mg/kg/day (90日換算値:155.6 mg/kg/day) で総蛋白・トリグリセリド増加 (雌雄)、血糖減少 (雌)、活性化部分トロンボプラスチン時間の延長 (雌雄)、γGT・血中尿素窒素・無機リン増加 (雄)、ALT(GPT)・カルシウム増加 (雌)、腎臓・肝臓重量増加 (雌)、副腎重量増加 (雄)、小腸粘膜上皮の脂質蓄積による空胞化及び腺胃粘膜びらん (雌雄) がみられている (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on August 2016))。 これらの所見から、肝臓、副腎、腎臓、消化管が標的臓器と考えられたが、区分2までの範囲では副腎、消化管に重篤な所見はないと考えられる。 したがって、区分1 (腎臓)、区分2 (肝臓) とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
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H400 |
P273 P391 P501 |
魚類(ファットヘッドミノー)96時間LC50 = 0.68 mg/L(ECETOC TR91, 2003)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
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H410 |
P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。 急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 1980))、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。 また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。 * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。 * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。 ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。 他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |
2017/7/25 |