GHS分類結果

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一般情報

項目 情報
CAS番号 147-14-8
名称 フタロシアニンブルー
物質ID H28-A-043, C-094A
分類実施年度 平成28年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 (危険物/有害物)  新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報

項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-

-
- -   爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
3 エアゾール 分類対象外
-

-
- -   エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない
-

-
- -   データがなく分類できない。
  なお、難燃性 (GESTIS (Access on July 2016)) との記載がある。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-

-
- -   分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない
-

-
- -   データがなく分類できない。
  なお、難燃性 (GESTIS (Access on July 2016)) との記載がある。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-

-
- -   データがなく分類できない。
  なお、難燃性 (GESTIS (Access on July 2016)) との記載がある。
12 水反応可燃性化学品 区分外
-

-
- -   水に不溶 (ICSC(J) (2006)) との観察結果があり、水と急激な反応はしないと考えられる。
13 酸化性液体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類対象外
-

-
- -   酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。
15 有機過酸化物 分類対象外
-

-
- -   分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-

-
- -   固体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性<

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分外
-

-
- -   ラットのLD50値として、> 10,000 mg/kg (SIDS (2002)) の報告に基づき、区分外とした。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 区分外
-

-
- -   米国のガイドライン (16 CFR 1500.41 - Method of testing primary irritant substances) に従った皮膚刺激性試験で、本物質を24時間適用した試験において陰性との報告があり (SIDS (2002))、ウサギに対して刺激性なしとの報告がある (HSDB (Access on August 2016))。
  以上より、区分外とした。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、2つの独立したウサギの試験で眼に対して刺激性なしとの報告があるが (HSDB (Access on August 2016)、GESTIS (Access on July 2016))、試験の詳細が不明なため採用しなかった。
4 呼吸器感作性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、動物試験において感作性の明らかな証拠はないとの報告があるが (HSDB (Access on August 2016))、試験の詳細が不明なため採用しなかった。
4 皮膚感作性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、動物試験において感作性の明らかな証拠はないとの報告があるが (HSDB (Access on August 2016))、試験の詳細が不明なため採用しなかった。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
6 発がん性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、マウスに8ヵ月間経口投与したが、腫瘍発生はみられなかったとの記述がある (SIDS (2002))。
7 生殖毒性 分類できない
-

-
- -   ラットを用いた経口経路 (強制経口投与) による簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、F0親動物に糞の青色化と胃腸管内容物の緑青色ないし灰青色化がみられたが、親動物の生殖能及び出生児への影響は1,000 mg/kg/day まで認められなかった (SIDS (2002)、厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on September 2016))。
  しかし、スクリーニング試験のため、本結果のみでは区分を決定することはできず、他に分類に利用可能なデータがなく分類できない。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-

-
- -   ヒトに関する情報はない。
   実験動物については、ラットを用いた強制経口投与による28日間反復投与毒性試験、ラット、マウスを用いた混餌による13週間反復投与毒性試験が実施されており、区分2の範囲で影響はみられていない (SIDS (2002)、厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on September 2016))。
   しかし、他の経路による情報等がないことから、データ不足のため分類できないとした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-

-
- -   データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-

-
- -   データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-

-
- -   データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
  * 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。
    また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。
  * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。
  * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。
    ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。
  * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。
    他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。

更新履歴:
  2017/7/25

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