項目 | 情報 |
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CAS番号 | 5694-00-8 |
名称 | グリシドアミド |
物質ID | H28-A-014, C-054A |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない |
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- | - |
爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
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- | - |
データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
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- | - |
自己反応性に関連する原子団 (エポキシド類) を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
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- | - |
融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
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- | - |
データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
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- | - |
融点が55℃以下の固体状の物質ではあるが、データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分1B |
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H340 |
P201 P202 P280 P308+P313 P405 P501 |
In vivoでは、マウスの優性致死試験で陽性、マウスの相互転座試験で陽性、マウスの脾臓リンパ球及び肝臓を用いる遺伝子突然変異試験で陽性、マウスの末梢血を用いる小核試験で陽性、ラットの末梢血小核試験で陰性、マウスの精子細胞を用いる不定期DNA合成試験で陽性である (HSDB (Access on June 2016))。 In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験、マウスリンフォーマ試験で陽性、染色体異常試験で陽性、姉妹染色分体交換試験で陽性である (NTP TR588 (2014)、HSDB (Access on June 2016))。 以上より、ガイダンスに従い区分1Bとした。 |
6 | 発がん性 | 区分1B |
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H350 |
P201 P202 P280 P308+P313 P405 P501 |
ラット及びマウスを用いた経口経路 (飲水投与) での発がん性試験において、ラットに口腔粘膜又は舌の腫瘍、甲状腺腫瘍、単核細胞白血病、精巣・精巣上体・乳腺・陰核腺の腫瘍が、マウスにハーダー腺、肺、皮膚、前胃及び乳腺の腫瘍が認められ、ラット、マウスの雌雄いずれも発がん性の明らかな証拠があると結論された (NTP TR588 (2014))。 以上、既存分類はないが、実験動物2種に多臓器発がんが認められたことから、本項は区分1Bとした。 なお、本物質はアクリルアミドの代謝物であり、アクリルアミドと同様の部位に腫瘍発生が認められていることから、アクリルアミドの発がん性は本物質への代謝変換により生じるとNTPは結論している (NTP TR588 (2014))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、雄ラットに本物質を14日間腹腔内投与した結果、精巣タンパク含量、精巣上体重量、及び精細管精子の生存率の減少がみられたとの記述がある (HSDB (Access on June 2016))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(神経系、眼、肝臓、生殖器) |
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H372 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトについては関連する情報はない。 実験動物については、ラットを用いた飲水投与による2年間反復投与毒性試験において、区分1の範囲である15.3〜61.2 ppm (ガイダンス値換算:0.77〜3.06 mg/kg/day) で神経系への影響 (脳のグリオーシス、腰髄軸索変性)、肝臓への影響 (肝細胞の変性・壊死)、子宮への影響 (子宮内膜の過形成)、精巣への影響 (精巣上体内剥離精子) がみられ、マウスを用いた飲水投与による2年間反復投与毒性試験において区分1の範囲である15.3〜61.2 ppm (ガイダンス値換算:2.3〜9.2mg/kg/day) で神経系への影響 (頸髄の軸索変性)、眼への影響 (白内障、角膜の炎症)、肝臓への影響 (肝臓の血管拡張及び壊死)、前胃への影響 (上皮過形成)、脾臓への影響 (脾臓の造血細胞増生)、卵巣への影響 (卵巣嚢胞) がみられ、マウスを用いた飲水投与による3ヵ月間反復投与毒性試験において、区分2相当の306 ppm (ガイダンス値換算:45.9 mg/kg/day) で神経系への影響 (後肢麻痺、末梢神経障害 (主に坐骨神経)、後肢の骨格筋の萎縮、膀胱の拡張)、精巣への影響 (精巣の精細胞の変性) がみられている (NTP TR588 (2014))。 前胃への影響については、前胃はヒトにはないことから標的臓器としなかった。 また、脾臓への影響は造血細胞の増生であり障害性の所見ではないことから分類根拠としなかった したがって、区分1 (神経系、眼、肝臓、生殖器) とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
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- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
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- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
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2017/7/25 |