項目 | 情報 |
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CAS番号 | 25637-99-4 |
名称 | ヘキサブロモシクロドデカン |
物質ID | H28-A-013, C-052A |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
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- | - |
爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 |
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- | - |
不燃性である (ICSC(J) (2001))。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
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- | - |
不燃性である (ICSC(J) (2001))。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 |
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- | - |
不燃性である (ICSC(J) (2001))。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
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- | - |
酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
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- | - |
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
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- | - |
ラットのLD50値 (OECD TG 401相当) として、> 10,000 mg/kg (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012)) との報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
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- | - |
ウサギのLD50値 (OECD TG 402相当) として、> 8,000 mg/kg、> 20,000 mg/kg (NICNAS (2012)、EU-RAR (2008)) との2件の報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
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- | - |
ラットの4時間吸入ばく露試験のLC50値 として、> 202 mg/L、1時間吸入ばく露試験のLC50値として> 200 mg/L(4時間換算値: > 50 mg/L) (いずれもEU-RAR (2008)、NICNAS (2012)) との2件の報告に基づき、区分外とした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
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- | - |
ウサギの皮膚刺激性試験 (OECD TG 404) で、ごく軽度の紅斑が観察されたが刺激性は陰性と結論されることから (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
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- | - |
ウサギの眼刺激性試験 (OECD TG 405) で、ごく軽度の刺激性が認められたが、刺激性なしと結論されることから (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))、区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
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- | - |
モルモットのマキシマイゼーション試験およびLLNA試験 (OECD TG 429、GLP試験) で陰性であった (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012)) ことから、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
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- | - |
In vivoでは、マウス骨髄細胞の小核試験で陰性 (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性である (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012)、NTP DB (Access on June 2016))。 以上より、ガイダンスに従い、分類できないとした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、マウスに18カ月間混餌投与した結果、肝細胞がんの発生頻度の増加傾向が雌で窺われたものの、肝臓の総腫瘍発生頻度は背景データの範囲内であった (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
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H360 |
P201 P202 P280 P308+P313 P405 P501 |
ラットに混餌投与した二世代生殖毒性試験において、F0親動物では低用量 (150 ppm) から用量相関的な受胎率の低下、F1雌親動物の中用量 (1,500 ppm) 以上で原始卵胞数の減少が認められた。 児動物ではF2の1,500 ppm以上で哺育期間中の死亡率増加がみられた (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))。 また、発達期の神経行動学的影響として、生後10日の新生児マウスに本物質を単回経口投与し、3ヵ月齢到達時に行動検査を行った結果、低用量 (0.9 mg/kg) では活動性低下、高用量 (13.5 mg/kg) では初期の活動性低下に続き活動性亢進と自発運動性の変化が観察され、また水迷路試験で学習能低下がみられた (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))。 以上、ラット二世代生殖毒性試験における生殖発生影響、並びに新生児マウスにおける神経行動学的影響に基づき、本項は区分1Bとした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
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H335 H336 |
P261 P271 P304+P340 P312 P403+P233 P405 P501 |
ラット及びマウスを用いた経口単回投与試験で活動低下、眼瞼下垂 (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012)) が、マウスを用いた経口単回投与試験でアパシー、震え (EU-RAR (2008)) が 報告されている。 したがって区分3 (麻酔作用) とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
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- | - |
ヒトについての関連する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた強制経口投与による90日間反復投与毒性試験において、区分2の範囲である100 mg/kg/dayで肝臓の重量増加、肝細胞のわずかな空胞化がみられ、これらの所見は回復性がみられている (EU-RAR (2008)、NICNAS (2012))、また、この空胞は脂肪であることが確認されている (EU-RAR (2008))。 以上のように、肝臓に対する影響がみられているもののわずかな変化であり、回復性があることから、分類根拠として不十分であり、分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
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H400 |
P273 P391 P501 |
藻類(スケレトネマ)72時間ErC50 = 0.052 mg/L(EU-RAR, 2008)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
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H410 |
P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC (生存、繁殖、成長) = 0.0031 mg/L(EU-RAR, 2008、NICNAS, 2012)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(スケレトネマ)72時間のErC50 = 0.052 mg/L(EU-RAR, 2008)であることから、区分1となる。 以上の結果から、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。 また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。 * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。 * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。 ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。 他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |
2017/7/25 |