GHS分類結果

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一般情報

項目 情報
CAS番号 103-71-9
名称 フェニルイソシアネート
物質ID H28-A-012, C-049A
分類実施年度 平成28年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 (危険物/有害物)  新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報

項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-

-
- -   爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
3 エアゾール 分類対象外
-

-
- -   エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分3

警告
H226 P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P501
  引火点は51℃ (closed cup) (ICSC(J) (2002)) であることから、区分3とした。
  国連分類UN2487 クラス6.1 副次3 PGIである。
7 可燃性固体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
8 自己反応性化学品 分類できない
-

-
- -   データがなく分類できない。
9 自然発火性液体 区分外
-

-
- -   発火点は300℃ (ICSC(J) (2002)) であり常温で発火しないと考えられる。
10 自然発火性固体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-

-
- -   液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外
-

-
- -   金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。
13 酸化性液体 分類対象外
-

-
- -   分子内にフッ素及び塩素を含まず酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14 酸化性固体 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外
-

-
- -   分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-

-
- -   データがなく分類できない。

健康に対する有害性<

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4

警告
H302 P264
P270
P301+P312
P330
P501
  ラットのLD50値として、940 mg/kg (ACGIH (7th, 2015)) との報告に基づき、区分4とした。
1 急性毒性(経皮) 区分外
-

-
- -   ウサギのLD50値として、7,130 mg/kg (ACGIH (7th, 2015)) との報告に基づき、区分外とした。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-

-
- -   GHSの定義における液体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分1

危険
H330 P260
P271
P284
P304+P340
P310
P320
P403+P233
P405
P501
  ラットのLC50値 (4時間) として、4.6 ppm (換算値:0.022 mg/L) (ACGIH (7th, 2015)) との報告に基づき、区分1とした。
  なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (3,391.89 ppm) (換算値:16.53 mg/L) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準値を適用した。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
4 呼吸器感作性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、本物質を含む各種化学物質によってぜんそく様の症状が認められ、本物質のラットにおける吸入ばく露試験で呼吸器系への影響が認められている (DFGOT vol.17 (2002)、HSDB (Access on June 2016))。
4 皮膚感作性 区分1

警告
H317 P261
P272
P280
P302+P352
P333+P313
P321
P362+P364
P501
  モルモットを用いたマキシマイゼーション試験で陽性 (動物の30%以上が陽性) であったことから (DFGOT vol.17 (2002))、区分1とした。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-

-
- -   In vivoでは、マウス骨髄細胞の小核試験、染色体異常試験で陰性 (ACGIH (7th, 2015)、HSDB (Access on June 2016))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性、陰性の結果である (ACGIH (7th, 2015))。
  以上より、ガイダンスに従い、分類できないとした。
6 発がん性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。
  なお、妊娠マウスに10 mg/kg を妊娠4、7、11又は15日に単回経口投与したが、いずれも胎児毒性はみられなかった (ACGIH (7th, 2015)) との報告がある。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(呼吸器)

危険
H370 P260
P264
P270
P308+P311
P321
P405
P501
  ヒトでは本物質の単回ばく露のデータはない。
  ラットを用いた急性毒性試験では、本物質の4時間単回吸入ばく露のLC50値は4.6 ppm (換算値:0.022 mg/L) と、区分1のガイダンス値の範囲内であり、臨床的症状と肉眼所見からは肺が標的臓器と考えられたとの記載がある (ACGIH (7th, 2015))。
  したがって区分1 (呼吸器) とした。
  なお、ラットを用いた他の急性毒性試験で、飽和蒸気圧濃度 (約1,600 ppm) の本物質の3、10、30分の単回吸入ばく露により全例が死亡し、死亡時までの観察では鼻への刺激作用が、死後の剖検では肺の損傷が認められたとの報告 (ACGIH (7th, 2015) もある。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(呼吸器)

危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
  ヒトに関する情報は無い。
   実験動物では、ラットを用いた2週間吸入毒性試験(6時間/日、5日/週、10回ばく露)において、区分1相当である4.1 mg/m3 (ガイダンス値換算:0.0005 mg/L) 以上で呼吸器への影響 (鼻腔、副鼻腔及び主気管支の杯細胞の過形成、肺機能検査の変化等)の報告がある (DFGOT vol.17 (2002)、ACGIH (7th, 2015))。
   したがって、区分1 (呼吸器) とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-

-
- -   データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性

危険有害性項目 分類結果 危険有害性絵表示
(コード: シンボル)
注意喚起語
コード
(危険有害性情報)
コード
(安全対策注意書き)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-

-
- -   データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-

-
- -   データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-

-
- -   データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
  * 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。
    また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。
  * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。
  * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。
    ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。
  * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。
    他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。

更新履歴:
  2017/7/25

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