危険有害性項目
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分類結果
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シンボル
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注意喚起語
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危険有害性情報
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注意書き
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分類根拠・問題点
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1
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急性毒性(経口)
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分類対象外
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GHSの定義におけるガスである。
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1
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急性毒性(経皮)
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分類対象外
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GHSの定義におけるガスである。
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1
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急性毒性(吸入:ガス)
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分類できない
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データ不足のため分類できない。trans-2-ブテン (55.3 vol%)、cis-2-ブテン (42.4 vol%)、その他 (n-ブタン、1-ブテン等) (2.3 vol%) からなる混合物のラットのLC50値 (4時間) として、> 10,000 ppmとの報告 (SIDS (2012)) があるが、このデータからは区分を特定できない。なお、イソブテンのラットのLC50値 (4時間) として、270,000 ppmとの報告 (SIDS (2012)) もある。
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1
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急性毒性(吸入:蒸気)
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分類対象外
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GHSの定義におけるガスである。
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1
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急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
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分類対象外
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GHSの定義におけるガスである。
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2
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皮膚腐食性/刺激性
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分類できない
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データ不足のため分類できない。なお、SIDS (2012) には、2-ブテンの液化製品と直接皮膚が接触すると、凍傷を引き起こす可能性があるとの記載がある。
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3
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眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
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分類できない
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データ不足のため分類できない。なお、1-ブテンは眼に軽度の刺激性あり (HSDB (Access on June 2015)) との記載がある。
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4
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呼吸器感作性
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分類できない
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データ不足のため分類できない。
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4
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皮膚感作性
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分類できない
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データ不足のため分類できない。
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5
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生殖細胞変異原性
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分類できない
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データ不足のため分類できない。ブテン異性体混合物のin vivoの情報はない。異性体のin vivoデータとして、1-ブテンのマウスを用いた小核試験で陰性 (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2001))、イソブテンのラット及びマウスを用いたDNA付加体形成試験で陰性、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験で陰性の報告がある (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2001))。
In vitroでは細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性の報告がある (NTP DB (Access on June 2015))。異性体のin vitroデータとして、1-ブテンの細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性 (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2001))、2-ブテンの細菌を用いた復帰突然変異試験及び哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験で陰性 (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2001))、イソブテンの細菌を用いた復帰突然変異試験、マウスリンフォーマ試験、マウス胚線維芽細胞を用いた形質転換試験、及びヒトのリンパ球を用いた小核試験において陰性の報告がある (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2001))。
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6
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発がん性
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分類できない
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ブテン異性体混合物のヒトでの発がん性に関する情報はない。実験動物では、一異性体であるイソブテンに対してのみ、ラット及びマウスを用いた2年間吸入ばく露による発がん性試験が実施されており、雄ラットでは最高濃度の8,000 ppm群で5/50例に甲状腺濾胞細胞のがんが認められた (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2008))。しかし、雌ラット及び雌雄マウスには甲状腺を含めて、発がん性の証拠は示されず、甲状腺腫瘍に対してもヒトでの発症の妥当性については不明であるとされ (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2008))、ACGIHはイソブテンの発がん性に対してA4に分類した (ACGIH (7th, 2008))。イソブテンはACGIHによる発がん性分類を適用してA4相当と考えられ、また他の異性体については情報が得られないことから、分類できないとした。
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7
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生殖毒性
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分類できない
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ブテン異性体混合物の生殖毒性のデータはない。異性体のデータとしては、1-ブテン (純度99%以上)、又は2-ブテン (cis-、trans-異性体混合物; 純度95%以上) をラットに交配前2週間、交配及び妊娠期間を通して、吸入ばく露した
投与毒性・生殖毒性併合試験 (OECD TG 422) において、親動物の生殖器官及び生殖能への影響、児動物の生後4日までの生存率、成長への影響はみられていない (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2008))。また、イソブテンを妊娠ラットに妊娠5-21日まで吸入ばく露した催奇形性試験において、母動物毒性、胎児毒性、催奇形性はみられなかった (SIDS (2012)、ACGIH (7th, 2008))。
以上より、個別の異性体についての試験では生殖毒性、発生毒性ともにみられていないが、イソブテンの催奇形性試験以外の生殖毒性試験はスクリーニング試験であり、各々の異性体について生殖発生毒性影響を完全に否定できるデータセットが揃っている状況にはないと考えられ、データ不足のため、分類できないとした。
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8
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特定標的臓器毒性(単回暴露)
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分類できない
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実験動物 (ラット、マウス) では、イソブテン、1-ブテン、cis-2-ブテン又はtrans-2-ブテンの吸入ばく露 (17.2-22.7%) で、10分以内に麻酔作用を引き起こしたとの知見、21-27% (210,000-270,000 ppm) の1-ブテン、cis-2-ブテンあるいはtrans-2-ブテン、32% (320,000 ppm) のイソブテンの吸入ばく露後、窒息を引き起こしたとの報告がある (ACGIH (7th, 2008)、SIDS (2012)、PATTY (6th, 2012))。
ヒトにおいては、イソブテンの吸入では利用できる酸素濃度を減少させ、麻酔作用ないし窒息を引き起こす可能性があるとの報告がある (SIDS (2012))。
上記の窒息及び麻酔作用は、限られた空間での酸素欠乏によるものであるため、分類できないとした。なお、ブテンの混合物としての情報はない。
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9
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特定標的臓器毒性(反復暴露)
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分類できない
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ブテン異性体混合物に関する反復投与毒性情報はない。
実験動物における吸入経路での毒性情報が異性体である1-ブテン、2-ブテン、イソブテンで得られている。経口経路での毒性情報がイソブテンで得られている。
吸入経路では、1-ブテン、2-ブテンについては、ラットを用いた吸入経路での反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験において5,000 ppmあるいは8,000 ppmまでの用量で毒性所見はみられていない (SIDS (2012))。これは区分2を超える用量に相当する。しかし、これらの試験はスクリーニング試験であるため十分な情報でなく分類できない。イソブテンについては、ラットを用いた14週間吸入毒性試験で鼻腔の鼻咽頭管の杯細胞のわずかな肥大が最低濃度の500 ppmからみられ、105週間吸入毒性試験において鼻腔の嗅上皮の硝子変性の増加が最低濃度の500 ppmからみられている。マウスでは14週間吸入毒性試験において影響はみられず、105週間吸入毒性試験では鼻腔の呼吸上皮の硝子変性の増加が最低濃度の500 ppmから、嗅上皮の硝子変性の増加が2,000 ppmからみられている (NTP TR487 (1998)) 。しかし、SIDS (2012) では、これら鼻腔粘膜にみられた影響は刺激性物質に対する非特異的な適応性反応であり、有意な毒性影響とはしておらず、ラットを用いた14週間吸入毒性試験のNOAELは8,000 ppm (ばく露条件による換算値:6,222 ppm)、105週間吸入毒性試験のNOAELは2,000 ppm 、マウスを用いた14週間吸入毒性試験のNOAELは8,000 ppm (ばく露条件による換算値:6,222 ppm)、105週間吸入毒性試験のNOAELは8,000 ppm としている (SIDS (2012))。したがって、区分外に相当する。
また、イソブテンをフリーザー内でオリーブ油に溶かした溶液によるラットを用いた28日間強制経口投与毒性試験において、最高用量の150 mg/kg/day (投与日数による換算値:46.7 mg/kg/day) まで影響がみられていないが、区分2の範囲内であるため分類できない (SIDS (2012))。
ブテン異性体混合物は気体であり、吸入経路が主なばく露経路と考えられることから、区分外と推定されるが、データ不足のため分類できないとした。
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10
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吸引性呼吸器有害性
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分類対象外
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GHS定義におけるガスである。
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