項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 110-43-0 |
名称 | メチル-ノルマル-ペンチルケトン (別名:2-ヘプタノン) (再分類) |
物質ID | H26-B-101, - |
分類実施年度 | 平成26年度 |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点39℃ (closed cup) (HSDB (Access on September 2014)) に基づいて区分3とした。なお、国連分類1110、クラス3、PGIIIである。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が393℃ (ICSC (1996)) であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P362+P364 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として、1,600 mg/kg (PATTY (6th, 2012))、1,670 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001))、2,407 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) との3件の報告がある。2件が区分4に、1件が区分外に該当するため、該当数の多い区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値として、12.6 mL/kg (10,300 mg/kg) との報告 (PATTY (6th, 2012)) に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ウサギに本物質を24時間適用した結果、中等度の刺激性が認められた (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)) との記載があるが、24時間適用の結果であるため分類に用いなかった。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
本物質をウサギの眼に適用した試験において軽度の刺激性がみられたとの報告がある (PATTY (6th, 2012)) 。また、ウサギを用いた別の試験で、刺激性の基準に該当する眼の変化は認められなかった (ECETOC TR48 (1992))。以上、「軽度の刺激性」の記載に基づき、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、本物質の4%溶液をヒト26人に適用した皮膚感作性試験において、陽性反応は認められなかったとの記述がある (PATTY (6th, 2012)) が、詳細について不明であり、他に動物の情報もないことから、分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。In vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、染色体異常試験(詳細不明) で陰性である(PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on September 2014))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた吸入経路での生殖・発生毒性スクリーニング試験において、親動物に一過性の摂餌量減少、一過性の体重変化がみられたが、生殖毒性及び発生毒性はみられていないとの報告がある (PATTY (6th, 2012))。スクリーニング試験であるため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3 (気道刺激性、麻酔作用) |
警告 |
H335 H336 |
P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
本物質はヒトに気道刺激性及び麻酔作用がある (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。実験動物では、ラットの吸入ばく露 830-2,000 ppm (3.87-9.34 mg/L) で、立毛、血管拡張、過呼吸、協調運動失調、衰弱、呼吸困難が報告されている (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on September 2014))。 以上より、区分3 (気道刺激性、麻酔作用) とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ヒトで本物質単独ばく露による有害性の知見はないが、低濃度の本物質を含む溶剤にばく露された塗料製造工場の作業者を対象に認知機能及びメンタルヘルスを評価するように計画された横断的疫学研究では有害性影響はみられなかった (PATTY (6th, 2012)) との記述がある。 実験動物ではラットに13週間強制経口投与した試験において、500 mg/kg/day までの用量で、組織変化を伴わない肝臓、腎臓重量の僅かな増加がみられた (PATTY (6th, 2012))。吸入経路では、ラット及びサルに本物質蒸気を1,025 ppm までの高濃度 (4.78 mg/L/6時間: 1 ppm= 4.66 mg/m3 (ACGIH (7th, 2001)) で9ヶ月間ばく露した試験で、いずれの動物種でも肺機能、心電図、臨床検査に異常はみられず、神経毒性影響 (臨床症状及び神経伝達速度) も含めて毒性影響はみられなかった (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)) との記述がある。 以上、実験動物では2経路による有害性知見として、ガイダンス値範囲内の用量で標的臓器を特定可能な毒性所見が認められないが、ヒトでの知見が極めて限定的であることから、旧分類と同様に「区分外」と分類するのは困難と考え、「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 13を超えない炭素原子で構成されたケトンで、動粘性率が0.954 mm2/sec (30℃、CERI計算値) であり、国連分類基準の区分2に該当するため、現行分類ガイダンスに従い分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | - |
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- | - | - |
11 | 水生環境有害性(長期間) | - |
- |
- | - | - |
12 | オゾン層への有害性 | - |
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