項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 106-35-4 |
名称 | ノルマル-ブチルエチルケトン(再分類) |
物質ID | H26-B-076, - |
分類実施年度 | 平成26年度 |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点38℃ (closed cup) (GESTIS (Access on September 2014)) に基づいて区分3とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性及び自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が390℃ (GESTIS (Access on September 2014)) であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として、2,760 mg/kg との報告 (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)) に基づき、区分外 (国連分類基準の区分5) とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD値として、>20 mL/kg (換算値:>16,000 mg/kg) との報告 (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)) に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
- |
- | - | ラットへの4時間吸入試験において、2,000 ppm (9.34 mg/L) の用量で死亡例なしとの報告 (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)) に基づき、区分外とした。なお、ばく露用量が飽和蒸気圧濃度 (1,846 ppm (8.62 mg/L)) より高いため、ミストの基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | 本物質は、ヒトの皮膚に対して軽度の刺激性しか示さないとの記載がある (PATTY (6th, 2012))。動物では、ウサギの皮膚に対して軽度の刺激性がみられたとの報告 (PATTY (6th, 2012)) や、皮膚に対して軽度の刺激性を持つとの記載 (HSDB (Access on August 2014)) がある。以上の結果より、区分外 (国連分類基準の区分3) とした。旧分類の分類根拠となった「中等度の刺激性」は24時間適用の結果であるため採用しなかった。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギの眼に本物質を適用した試験で軽度の刺激性がみられたとの報告 (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)) から、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ヒト25人に本物質4%を適用した試験 (マキシマイゼーション試験) において、感作性は認められなかったとの報告がある (ACGIH (7th, 2001)) が、陽性率等の詳細について不明であることから、分類に用いるには不十分なデータと判断した。List1の情報を精査した結果、区分を変更した。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3 (気道刺激性、麻酔作用) |
警告 |
H335 H336 |
P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
本物質は、気道刺激性、高濃度で麻酔作用がある (ACGIH (7th, 2001))。ラットを用いた単回吸入ばく露試験において高濃度で昏睡が認められたとの報告がある (PATTY (4th, 1994))。以上より、区分3 (気道刺激性、麻酔作用) とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ヒトに関する有害性の知見はない。実験動物では雄ラットに14週間強制経口投与した神経毒性試験で、2,000 mg/kg/day以上で神経障害 (巨大軸索神経症、末梢性神経症) がみられた (PATTY (6th, 2012)) との記述があるが、区分2までの用量範囲での一般毒性影響の有無については不明である。なお、ACGIH (7th, 2001) にも同じデ-タが収載されているが、ACGIHは投与量の単位を誤記載していることを原著 (O'Donoghhue, J. H. et al. (1984)) にて確認した。一方、吸入経路では雄ラットに本物質蒸気 700 ppm を24週間吸入ばく露 (16-20時間/日、5日/週) したが、この濃度 (ガイダンス値換算: 8.8-11.0 mg/L/6時間 (1 ppm= 4.7 mg/m3として換算)) では一般症状も神経症状も発現せず、体重推移も対照群と同様であったが、臨床検査、病理組織学的検査などの結果の記述がなく (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001))、経口投与試験と同様に一般毒性学的影響の有無について不明である。 以上、実験動物による毒性試験は分類に適切な試験ではなく、データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 本物質は13を超えない炭素原子で構成されるケトンであり、国連分類基準の区分2相当であるため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性(長期間) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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