GHS分類結果 (経済産業省・環境省平成20年度事業(注))

ID1-327 1・2-ビス(2-クロロフェニル)ヒドラジン(CAS番号 782-74-1) 分類実施日 H21.3.31
使用マニュアル 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類できない - - - 化学構造にN-N基を含み、酸素収支の計算値が-183であるが、分解開始温度及び分解エネルギーのデータがなく分類できない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - 固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - 固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - 固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - 固体である。
7 可燃性固体 分類できない - - - データがなく分類できない。
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 化学構造にN-N基を含むが、データがなく分類できない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - 固体である。
10 自然発火性固体 分類できない - - - データがなく分類できない。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - 固体である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - フッ素および酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。


健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない - - - データがないので分類できない。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データがないので分類できない。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データがないので分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データがないので分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - HSDB (2004)のヒト健康影響の項に「全てのヒドラジンは刺激性性状により類似の局所影響を示し、蒸気は皮膚にhighly irritating」との記述があるが、本物質としてのデータはないため分類できない。
なお、 [ID56]ヒドラジン(CAS302-01-2)は区分1A-1C、[ID245]メチルヒドラジン(CAS60-34-4)および[ID907]フェニルヒドラジン(CAS100-63-0)は区分2と分類されている。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - HSDB (2004)のヒト健康影響の項に「全てのヒドラジンは刺激性性状により類似の局所影響を示し、蒸気は眼にhighly irritating」との記述があるが、本物質としてのデータはないため分類できない。
なお、[ID56]ヒドラジン(CAS302-01-2)は区分1、[ID245]メチルヒドラジン(CAS60-34-4)および[ID907]フェニルヒドラジン(CAS100-63-0)は区分2Aと分類されている。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データがないので分類できない。
皮膚感作性:データがないので分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - データがないので分類できない。
6 発がん性 分類できない - - - 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データもないので分類できない。
なお、類似物質である1,2-Dimethylhydrazineは、IARCのグループ2A(IARC 71(1999))である。
7 生殖毒性 分類できない - - - データがないので分類できない。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - データがないので分類できない。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データがないので分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データがないので分類できない。


環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分1
警告 水生生物に非常に強い毒性 魚類(メダカ)の96時間LC50 = 0.1mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)から区分1とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分1
警告 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 急性毒性区分1であり、急速分解性がない(難分解、BODによる分解度:0%(既存点検, 1987)ことから区分1とした。

(注)
「物理化学的危険性」及び「健康に対する有害性」:平成20年度経済産業省委託事業による分類結果
「環境に対する有害性」:平成20年度環境省委託事業による分類結果


参考資料

政府向けGHS分類ガイダンス

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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