項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 29911-28-2 |
名称 | ジプロピレングリコールブチルエーテル |
物質ID | 25A0006 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点111℃(closed cup)(ICSC(2006))に基づいて、93℃を超えるため区分外とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が194℃(ICSC(2006))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - |
ラットの経口LD50値として、4,000 mg/kg(雄、雌)[OECD TG 401、GLP準拠](SIDS(2005))より、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。なお、他にLD50=約1,850 mg/kg(SIDS(2005))、1,500 mg/kg(雌)、2,032 mg/kg(雄)、(以上、PATTY(6th, 2012))があるがGLP準拠データを採用した。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - |
ラットの経皮LD50値> 2,000 mg/kg 及び2,000 mg/kg 用量で死亡、毒性症状なしとの報告 [OECD TG 402](SIDS(2005))、ウサギの経皮LD50値> 2,000 mg/kg の報告(PATTY(6th, 2012))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。なお、ラット(雄、雌)へ本物質の蒸気を4時間ばく露した試験において、> 42.1 ppm で死亡例がなかったとの報告がある(SIDS(2005))。試験濃度が飽和蒸気圧濃度89.832 ppmより低いため、ミストをほとんど含まない蒸気としてppmを単位とする基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ラット(雄、雌)へ本物質のエアロゾルを4時間ばく露した試験において、> 2.04 mg/L で死亡例がなかったとの報告がある(SIDS(2005))。試験濃度が飽和蒸気圧濃度0.6991 mg/L より高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験で「刺激性なし」(SIDS(2005))との結果があることから、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた眼刺激性試験で「刺激性なし」(SIDS(2005))との結果があることから、区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
- |
- | - | SIDS(2005)には、モルモットを用いたビューラー法(OECD TG 406準拠)で陰性との報告があり、試験群の動物数(20匹)や被験物質の適用方法等がOECDガイドラインを満たした試験であることから、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 分類ガイダンスの改訂により「区分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、マウス骨髄細胞の小核試験で陰性である(IUCLID(2000))。in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験で陰性(IUCLID(2000))、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性、陽性の結果が存在する(IUCLID(2000))。しかし、SIDS(2005)では、本物質を含む一連のプロピレングリコールエーテルにin vivoの遺伝毒性を示す証拠はないとしている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 本物質の発がん試験データはないため分類できないとした。なお、関連物質として、プロピレングリコールメチルエーテルの慢性毒性/発がん試験データがあるが、発がん性は認められていない(SIDS(2005))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。ラットを用いた経皮ばく露による発生毒性試験で発生毒性はみられていない(SIDS(2005)、PATTY(6th, 2012))。しかし、他の情報が得られていないためデータ不足のため分類できないとした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。なお、経皮経路においてはラットの経皮投与(OECD TG 402)でガイダンスの範囲内の用量(2,000 mg/kg)で毒性がみられず(SIDS(2005))ため区分外に相当する。他の経路に関する情報はない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(呼吸器、肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットの経口投与では区分2までのガイダンス値の範囲内の用量では毒性所見は認められなかった(SIDS(2005))。しかし、本物質のエアロゾルをラットに2週間吸入ばく露した試験では、区分2のガイダンス値範囲の濃度(90日換算:0.09 mg/L)で鼻腔上皮 の変化(過形成、扁平上皮化生等)に加えて肝細胞の腫大が見られており(SIDS(2005))、標的臓器は呼吸器、肝臓と考えられた。以上より、区分2(呼吸器、肝臓)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 藻類(Green Alga, ECOSAR)の96時間ErC50 = 556.4 mg/L(SIDS, 2005)、甲殻類(オオミジンコ)48時間LC50 > 1000 mg/L(SIDS, 2005)、魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 = 841 mg/L(SIDS, 2005)から区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度=5g/100ml、(ICSC, 2006))、急性毒性が区分外であることから、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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