参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1-274 ターシャリ-ドデカンチオール(CAS番号 25103-58-6) | 分類実施日 | H21.3.31 |
| 使用マニュアル | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分4 | - | 警告 | 可燃性液体 | IUCLID(2000)による引火点(密閉式)は82℃及び95℃があるが、82℃を採用し区分4とした。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点350℃(Merck KGaA data from March 2009))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データがなく分類できない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた経口投与試験のLD50値7,600 mg/kg(Patty(5th, 2001))から区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値>10,200 mg/kg(Patty(5th, 2001))、12,600 mg/kg(IUCLID(2000))から区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義上の液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | ラットを用いた4時間吸入暴露試験で、「2.1 mg/Lで死亡が確認されなかった」(Patty(5th, 2001))旨の記述からLC50値は>2.1 mg/Lと考えられる。本物質の飽和蒸気圧濃度(20℃)0.27 mg/Lより、粉塵基準を適用すると、区分を特定できないので分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験で「severe irritation」(Patty(5th, 2001))との記述があるが、試験時間が不明であり、一次文献の入手も不可である。IUCLID(2000)では、ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、「moderate」と「slightly irritating」の結果が記述されている。「moderate」(IUCLID(2000))の評価の試験は24時間試験であり、4時間での刺激性の程度が不明なので採用できない。また、「slightly irritating」(IUCLID(2000))の評価の試験はDraize試験であり、PII=1.0と記述されているが、試験物質の濃度が不明である。いずれも試験条件の詳細が不明であり、評価結果も分かれているため、分類できない。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | 眼刺激 | ウサギを用いた眼刺激性試験で、「眼への滴下24時間後に、虹彩炎や軽い結膜炎を引き起こすが、48時間で回復する」(Patty(5th, 2001))旨の記述があり、また、IUCLID(2000)では、ウサギを用いた2例の眼刺激性試験について、それぞれ「mild」、「slightly irritating」と評価している。以上より、区分2Bとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない |
- | - | - | 呼吸器感作性:データがないので分類できない。 皮膚感作性:動物については、モルモットを用いたBuehler試験で「not sensitizing」(IUCLID(2000))との記述がある一方、「本物質はsensitizingとみなせる」(IUCLID(2000))旨の記述がある。ヒトについては、「暴露された作業者にアレルギー性皮膚炎がみられた」(IUCLID(2000))旨の記述がある。いずれもList2の情報であり、ヒトと動物で評価が分かれているので分類できない。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | in vitro変異原性試験(マウスリンフォーマ試験)で「陰性」(IUCLID(2000))、in vitro遺伝毒性試験(CHO細胞を用いた姉妹染色分体交換試験))で「陰性」(IUCLID(2000))の記述があるが、in vivo試験のデータがないので分類できない。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データもないので分類できない。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | ラットを用いた14日間吸入暴露試験で、「催奇形性のNOAELは最高用量の88.6 ppm(0.37 mg/L)である」(IUCLID(2000))旨の記述がある。また、マウスを用いた10日間吸入暴露試験(GLP)でも、「催奇形性のNOAELは88.6 ppm(0.37 mg/L)である」(IUCLID(2000))旨の記述がある。しかし、一次文献の入手が困難であり詳細は不明である。また、生殖機能に対する影響についてのデータがないので分類できない。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系) | ![]() |
警告 | 臓器(中枢神経系)の障害のおそれ | ラットを用いた経口投与試験で、「臨床症状として、自発運動の抑制、立毛、かなりの体重減少がみられたが、剖検においては病理学的変化はみとめられなかった」(Patty(5th, 2001))旨、記述されている。また、ラットを用いた4時間吸入暴露試験において、区分2のガイダンス値の範囲内で「けいれん、過呼吸が暴露3分後にみられ、出血性鼻炎や流涎が観察された」(Patty(5th, 2001))旨の記述がある。以上より、区分2(中枢神経系)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) | ![]() |
警告 | 長期又は反復暴露による臓器(肝臓)の障害のおそれ | ラットを用いた28日間吸入暴露試験において、区分2のガイダンス値の範囲内の暴露量で、「雄のラットで炭化水素性腎症(hydrocarbon nephropathy)に関連した軽度の尿細管変性等が発現した」(IUCLID(2000))旨の記述がある。また、マウスを用いた28日間吸入暴露試験において、「肝臓重量が暴露量に依存して増加し、区分2のガイダンス値の範囲内の暴露量で、雌雄ともに肝臓腫大、退色、肝細胞肥大が確認された」(IUCLID(2000))旨の記述がある。腎臓の症状は雄ラットに特異的な影響といえるので採用しない。以上より、区分2(肝臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データがないため分類できない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 0.075mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)から区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性区分1であり、急速分解性に関するデータがないため区分1とした。 |