GHS分類結果 (関係省庁連絡会議 平成18年度事業)

ID1273 水酸化トリブチルスズ(CAS番号 1067-97-6) 分類実施日 2007/2/20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
6 引火性液体 分類できない - - - データなし。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分外 - - - トリブチルスズの一種であり、トリブチルスズ類はかつては船体や漁具の防汚剤として使われたことから、常温の空気と接触しても自然発火しないと考えられ、区分外とした。
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 区分外 - - - トリブチルスズの一種であり、トリブチルスズ類はかつては船体や漁具の防汚剤として使われたことから、水に対して安定と考えられ、区分外とした。
13 酸化性液体 分類できない - - - データなし。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 分子内に-O-O-を含まない有機化合物。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし。


健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない - - - データなし。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義における液体。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - 本物質のデータはなく、トリブチルスズ化合物あるいは有機スズ化合物は皮膚刺激性を示すとの知見はあるものの(DFGOT 1, 1991; Patty 5th, 2001; ATSDR, 2005)、データ不足で分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - 本物質のデータはなく、有機スズ化合物は眼刺激性を示すとの知見はあるものの(ACGIH 7th, 2001; Patty 5th, 2001; ATSDR, 2005)、データ不足で分類できない。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない

(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
呼吸器感作性:データなし。
皮膚感作性:データなし。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - データなし。
6 発がん性 分類できない - - - 有機スズ化合物はACGIHにおいてA4(ヒト発がん性物質に分類できない)に分類されているものの、一方で、ある種の有機スズ化合物は動物にがんを誘発するとの知見もあり(ATSDR, 2005)、本物質自身のデータがないためデータ不足で分類できない。
7 生殖毒性 分類できない - - - 有機スズ化合物は動物の生殖器官に影響を与える可能性との記載(ATSDR, 2005)、あるいはDFGにおいてトリブチルスズ化合物は区分C(MAK/BAT値以内であれば、ヒトの胚・胎児に与えない物質)に分類(MAK/BAT,2005)されているものの、本物質自身のデータがなく、データ不足で分類できない。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1(中枢神経系)
区分3(気道刺激性)


危険
警告
臓器(中枢神経系)の障害
(気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ
本物質自身のデータはないが、有機スズ化合物としてヒトの中枢神経系(ATSDR, 2005; ACGIH 7th, 2001; Patty 5th, 2001)への影響ならびに気道刺激性(ATSDR, 2005; ACGIH 7th, 2001)の可能性が記載されていることから、区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分1(免疫系)
危険 長期または反復暴露による臓器(免疫系)の障害 本物質自身のデータはないが、有機スズ化合物としてヒトの免疫系への影響が示唆されている(ATSDR, 2005; ACGIH 7th, 2001; Patty 5th, 2001)ことから、区分1(免疫系)とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし。


環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。



参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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