参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1-264 2・3・5・6-テトラクロロ-パラ-ベンゾキノン(CAS番号 118-75-2) | 分類実施日 | H21.3.31 |
| 使用マニュアル | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(ICSC,1997)。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点>400 ℃(Merck KGaA data from March 2009)。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(ICSC,1997)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素を含まず、酸素、塩素を含む有機化合物であるが、この酸素、塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた経口投与試験のLD50値6,951 mg/kg(HSDB(2002))、4,000-7,100 mg/kg (BUA 85(1993))、4,000 mg/kg(RTECS(2008))から、低値4,000 mg/kgを採用した。このLD50値は国連GHS急性毒性区分5に該当するが、国内では不採用区分につき、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 | ![]() |
警告 | 吸入すると有害 | 本物質は飽和蒸気圧濃度0.000067 mg/L(25℃)の固体である。ラットを用いた4時間吸入暴露試験でLC50値2,485 mg/L(RTECS(2008))との記述がある。粉塵基準を適用し区分4とした。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | 「皮膚を刺激する可能性あり」(HSDB(2002))との記述と、「皮膚への刺激反応は弱い」(BUA 85(1993))との記述があるが、データが不足しているので分類できない。EU分類はXi; R36/38(EU-Annex I)である。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 | 重篤な眼の損傷 | ヒト影響の項目で「粘膜を刺激する可能性あり」(HSDB(2002))、ウサギの眼に乾燥粉末を適用した試験で「角膜壊死を引き起こした」(HSDB(2002))との記述、「眼に対して、強い刺激性と不可逆的損傷を引き起こす」(BUA 85(1993))との記述があることから、区分1とした。EU分類はXi; R36/38(EU-Annex I)である。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない |
- | - | - | 呼吸器感作性:データがないので分類できない。 皮膚感作性:データがないので分類できない。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 体細胞を用いるin vivo変異原性試験(マウス赤血球を用いる小核試験)で「陰性」(BUA 85(1993))との記述から、区分外とした。 なお、ネズミチフス菌復帰変異試験(NTP DB(Access on September 2008))で「陽性と示した種もあった」との記述がある。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データが不十分であるため分類できない。 なお、マウスを用いた経口投与試験で、「不確かな発がん性」(HSDB(2002))との記述と、マウスを用いた18ヶ月間経口投与試験で「雄の肝臓と肺に腫瘍が見られたが、発生例は少なかった」(BUA 85(1993))との記述がある。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用、気道刺激性) | ![]() |
警告 | (麻酔作用)眠気又はめまいのおそれ (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
実験動物について、「下痢または、中枢神経抑制を引き起こす可能性」(HSDB(2002))との記述と、ラットを用いた経口投与試験で「水下痢、けいれん、中枢神経抑制」(BUA 85(1993))との記述がある。また、ラットを用いたの致死量を求める吸入暴露試験で、「傾眠、気管と気管支の構造または機能変化」(RTECS(2008))との記述と、「気道を刺激する」(ICSC(1997))との記述がある。以上より区分3(麻酔作用、気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(中枢神経系、消化器系) | ![]() |
警告 | 長期又は反復暴露による臓器(中枢神経系、消化器系)の障害のおそれ | ヒトについては、List2の情報源であるHSDB(2002)に、「下痢、中枢神経系抑制、昏睡」との記述がある。実験動物については、ラットを用いた28日間強制経口投与試験(OECD TG 407、GLP)において「雄で血中総ビリルビン量の増加」、「雄で軟便、下痢、雌雄の前胃および盲腸を主とする腸に粘膜上皮の過形成、びらん等の変化」(CHRIP(Access on October 2008))との記述があり、消化器系への影響は800 mg/kg(90日換算値:249 mg/kg)で見られた症状であるが、ヒトでも下痢が認められていることから、区分2(中枢神経系、消化器系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 魚類(コイ科)による96時間LC50 = 4.6mg/L(BUA 85, 1992)であることから、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分2 | ![]() |
- | 長期的影響により水生生物に毒性 | 急性毒性区分2であり、急速分解性に関するデータがないことから区分2とした。 |