GHS分類結果 (経済産業省・環境省平成20年度事業(注))

ID1-223 N・N-ジメチルドデシルアミン(CAS番号 112-18-5) 分類実施日 H21.3.31
使用マニュアル 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関わる原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - 液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - 液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - 液体である。
6 引火性液体 区分外 - - - IUCLID(2000)による引火点は>100℃であり、区分外に該当する。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - 液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。
9 自然発火性液体 分類できない - - - データがなく分類できない。
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - 液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - 酸素,フッ素または塩素を含まない有機化合物である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - 液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データがなく分類できない。


健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4
警告 飲み込むと有害 マウスを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)のLD50値1,450 mg/kg (SIDS(2001))から区分4とした。
1 急性毒性(経皮) 区分外 - - - ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値は約5,000 mg/kg (USCh (2002)) と記述されている。このLD50値は国連GHS急性毒性区分5に該当するが、国内では不採用区分につき、区分外とした。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHS定義上の液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データがないので分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データがないので分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 区分1
危険 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 ウサギを用いた皮膚刺激性/腐食性試験(OECD TG 404、GLP)で腐食性を示す(SIDS(2001))との記述から区分1とした。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分1
危険 重篤な眼の損傷 ウサギにおいて「moderately irritating」(SIDS(2001))、ウサギの標準Draize 試験で「severe」な刺激性(RTECS(1997))、ヒトで「severe eye irritant」(HSDB(2003))との記述があり、いずれも定性的な評価である。皮膚腐食性物質であることから区分1とした。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データがないので分類できない。
皮膚感作性:データがないので分類できない。
5 生殖細胞変異原性 区分外 - - - 体細胞in vivo 変異原性試験として、本物質を70%含むジメチルアルキルアミン(他、C12-14-を25 %及びC16-ジメチルアルキルアミンを5 % )を用いたマウス小核試験(OECD TG474、GLP)において陰性(SIDS(2001))との記述から、区分外とした。本物質を用いたin vitro変異原性試験(細菌を用いたAmes試験(OECD TG471・TG472、GLP))でも陰性と記述されている。
6 発がん性 分類できない - - - データがなく、IARC等の国際的に主要な評価機関による評価がなされていないので分類できない。
7 生殖毒性 区分2
警告 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い ラットを用いた経口投与での生殖/発生毒性スクリーニング試験(OECD TG421、GLP)において、母動物への影響がみられる用量で、出産時生存児数の減少、死産の増加、平均着床後胚損失の増加、平均生存指数の減少がみられる(SIDS(2001))との記述から区分2とした。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - データがないので分類できない。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - ラットを用いた28日間経口投与試験(OECD TG407、GLP)において、軽微な影響(床材に鼻を擦りつける)がみられる(SIDS(2001))と記述されている。この影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られているが、重大な影響とは考えられないので採用しない。他にデータがないので、分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データがないので分類できない。


環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分1
警告 水生生物に非常に強い毒性 藻類(セネデスムス)の72時間EC50 = 0.034mg/L(SIDS, 2005)から区分1とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分1
警告 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 急性毒性区分1であり、急速分解性がある(BODによる分解度:74%、(既存点検, 1977))が、生物蓄積性があると推測される(LogKow = 5.44、PHYSPROP Database, 2008)ことから区分1とした。

(注)
「物理化学的危険性」及び「健康に対する有害性」:平成20年度経済産業省委託事業による分類結果
「環境に対する有害性」:平成20年度環境省委託事業による分類結果


参考資料

政府向けGHS分類ガイダンス

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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