GHS分類結果 (経済産業省・環境省平成20年度事業(注))

ID1-220-1) ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム(CAS番号 128-04-1) 分類実施日 H21.3.31
使用マニュアル 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関わる原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - 固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - 固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - 固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - 固体である。
7 可燃性固体 分類できない - - - データがなく分類できない。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - 固体である。
10 自然発火性固体 分類できない - - - データがなく分類できない。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - 固体である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。


健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4
警告 飲み込むと有害 ラットを用いた経口投与試験のLD50値1,000 mg/kg(IUCLID(2000)、HSDB(2005))より、区分4とした。
1 急性毒性(経皮) 区分外 - - - ラットを用いた経皮投与試験のLD50値>5,000 mg/kg(IUCLID(2000))より、区分外とした。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データがないので分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データがないので分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - データがないので分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - ウサギを用いた眼刺激性試験(OECD TG405)で「not irritating」(IUCLID(2000))の記述があるが、非GLP試験であり、他にデータもないため分類できない。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データがないので分類できない。
皮膚感作性:モルモットを用いたMaximization試験で「not sensitizing」(IUCLID(2000))の記述があるが、OECD TG準拠不明、非GLP試験であり、他にデータもないため分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - in vivo試験データがないため分類できない。
なお、in vitro試験として、CHO培養細胞を用いたHGPRT試験で「陰性」(IUCLID(2000))と、ネズミチフス菌を用いたAmes試験で「陽性」(IUCLID(2000))の記述がある。
6 発がん性 分類できない - - - 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データもないので分類できない。
7 生殖毒性 分類できない - - - データがないので分類できない。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1/2(神経系、全身毒性)
危険 臓器(神経系、全身毒性)の障害 ウサギを用いた試験で、「中枢神経系抑制、触覚、痛覚感受性の減少、内臓うっ血、肺水腫、胃粘膜の局所出血、腸の腫脹」(HSDB(2005))の記述があり、これらは区分1または区分2のガイダンス値の範囲内でみられていることから、区分1/2(神経系、全身毒性)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分2(神経系、全身毒性)
警告 長期又は反復暴露による臓器(神経系、全身毒性)の障害のおそれ ウサギを用いた15週間試験で「投与量100 mg/kgで、筋無力症、血液形態の変化、神経系の変化、心・血管系の変化がみられた」(HSDB(2005))旨の記述より、区分2(神経系、全身毒性)とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データがないので分類できない。


環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分1
警告 水生生物に非常に強い毒性 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 0.052mg/L(AQUIRE, 2008)から区分1とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分1
警告 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 急性毒性区分1であり、急速分解性がない(BIOWIN)ことから区分1とした。

(注)
「物理化学的危険性」及び「健康に対する有害性」:平成20年度経済産業省委託事業による分類結果
「環境に対する有害性」:平成20年度環境省委託事業による分類結果


参考資料

政府向けGHS分類ガイダンス

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


物質一覧ページに戻る

GHS関連情報トップページに戻る