GHS分類結果 (関係省庁連絡会議 平成18年度事業)

ID1206 酢酸タリウム(CAS番号 563-68-8) 分類実施日 2007/3/15 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
6 引火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
7 可燃性固体 区分外 - - - 不燃性(CHRIS, U.S. Coast Guard, Accessed in 2006)。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
10 自然発火性固体 区分外 - - - 不燃性(CHRIS, U.S. Coast Guard, Accessed in 2006)。
11 自己発熱性物質および混合物 区分外 - - - 不燃性(CHRIS, U.S. Coast Guard, Accessed in 2006)。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 区分外 - - - 水に対して安定。(文献に「水に可溶」との記載がある。)
13 酸化性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体。
14 酸化性固体 分類できない - - - データなし。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 無機化合物。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。


健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分2
危険 飲み込むと生命に危険 ラットのLD50=41.3 mg/kg (PATTY (5th, 2001))より区分2とした。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - データなし。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - データなし。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない

(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
呼吸器感作性:データなし。
皮膚感作性:データなし。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
6 発がん性 分類できない - - - データなし。
7 生殖毒性 区分2
警告 生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い ラット及びマウスに、胎児の体重減少や肋骨・脊椎の奇形がみられ(EHC 182(1996))、また、ラット胎児に筋骨格系の異常が見られたとの記述がある(PATTY(5th, 2001))ことから、区分2とした。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1(神経系)、区分2(毛(脱毛症))
危険
警告
臓器(神経系)の障害
臓器(毛(脱毛症)の障害のおそれ
Priority 1(PATTY(5th, 2001))において、症例数は少ないものの末梢神経障害を引き起こすとの記述があるため区分1(神経系)とした。また、ラットに対して経皮吸収の結果脱毛が起こるとの記述(ACGIH(7th, 2001))があるが、ガイダンス値に照らし合わせることができないため、区分2(毛(脱毛症))とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分1(神経系)、区分2(毛(脱毛症))
危険
警告
長期または反復暴露による臓器(神経系)の障害
長期または反復暴露による臓器(毛(脱毛症)の障害のおそれ
Priority 1(PATTY(5th, 2001))の文書中、症例数は少ないもののヒトに対して神経障害を起こしたという記述があるため、区分1(神経系)とした。またPriority 1(PATTY(5th, 2001), IRIS(1990))の文書中、区分2への分類を助けるガイダンス値の範囲で、ラットに対し脱毛の症状が見られるため、区分2(毛(脱毛症))とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし。


環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分3 - - 水生生物に有害 魚類(トウゴロウイワシ)の96時間LC50=31000μg/L(AQUIRE、2003)から、区分3とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分3 - - 長期的影響により水生生物に有害 急性毒性が区分3、金属化合物であり水中での挙動および生物蓄積性が不明であるため、区分3とした。



参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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