項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 52829-07-9 |
名称 | ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート |
物質ID | 24A6145 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は3700 mg/kg bw(SIAP(2008))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットLD50値は>3170 mg/kg bw(SIAP(2008))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分2 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
ラットの4時間ばく露によるLC50値は0.5 mg/L(SIAP(2008))に基づき、区分2とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度(7.03E-09 mg/L)より高いので、粉塵による試験とみなした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギの皮膚に24時間適用した試験で、僅かな刺激性(minimal irritation)との結果(SIAP(2008))に基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ウサギの眼に適用した試験で重度の刺激性(serious eye damage)との結果(SIAP(2008))に基づき区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
- |
- | - |
モルモットを用いた2つの試験(マキシマイゼーション試験および光感作性試験)から得られた情報に基づき、本物質は皮膚感作性を有しないと考えられると結論付けられている(SIAP(2008))ことから区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータが無いので分類できない。なお、in vitro試験では、エームス試験およびヒトリンパ球を用いる染色体異常試験(OECD TG 473)でいずれも陰性(SIAP(2008))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
ラットの経口投与による一世代生殖毒性試験(OECD TG 415)において、高用量(300 mg/kg/day)群で親動物に体重増加抑制、摂餌量の低下など一般毒性が観察されたが、生殖毒性は認められず、発生毒性に関しては授乳期に仔の軽度体重低下が見られたのみで、その他に有害影響は認められなかった(SIAP(2008))。しかし、妊娠末期の胎仔検査のデータはなく、仔の発生に対する影響についてはデータ不十分のため「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(全身毒性) |
危険 |
H370 |
P307+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
ラットの4時間の吸入ばく露による急性毒性試験(LC50値:0.5 mg/L)において、呼吸困難、開口障害、振戦、鎮静の症状が、全動物に用量依存的な強さで認められた(SIAP(2008))との報告がある。以上の症状および死亡例は区分1のガイダンス値内であるが、標的臓器の特定が困難ではあることから区分1(全身毒性)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットおよびイヌの反復投与毒性試験の所見として、ラットの28日間反復経口投与毒性試験(0, 50, 200, 600 mg/kg bw/day)で体重増加抑制と剖検で一部の動物に小腸の拡張、ラットの90日間混餌投与毒性試験(雄: 0, 26, 80 or 261mg/kg bw/day、雌: 0, 29, 90 or 277 mg/kg bw/day)で体重増加抑制、イヌの28日間反復経口投与毒性試験(雄: 0, 27, 69 or 150 mg/kg bw/day、雌: 0, 27, 78 or 155 mg/kg bw/day)で体重増加抑制と肝肥大が報告されているのみで、重大な毒性影響が認められていないことから、経口経路では区分外相当と考えられる。しかし、他経路による影響ついてはデータがなく不明であるため、本項の分類としては「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 |
- |
H401 |
P273
P501 |
藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間ErC50 = 1.1 mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)から区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(OECDテストガイドライン301Bによる28日後分解度:10-24%(SIAP(Conclusions Agreed in SIAM 26, 2008)))、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)での72時間NOEC=0.050 mg/Lである(環境庁生態影響試験, 1999)ことから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(OECDテストガイドライン301Bによる28日後分解度:10-24%(SIAP(Conclusions Agreed in SIAM 26, 2008)))、魚類(ブルーギル、ニジマス)の96時間LC50 = 4.3 mg/L(SIAP(Conclusions Agreed in SIAM 26, 2008))であることから、区分2となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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