項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 115-18-4 |
名称 | 3-メチル-1-ブテン-3-オール |
物質ID | 24A6040 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点10℃ [密閉式](ICSC(J)(2008))は <23℃ であり、かつ、初留点97℃(ICSC(J)(2008))は >35℃ であることから、区分2に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいなく、自己反応性に関わる原子団(不飽和結合)を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は380℃であり(ICSC(J)(2008))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として2件のデータ、1800 mg/kgおよび2280 mg/kg(SIDS(Access on June 2012))が報告され、それぞれ区分4とJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)に該当するため、危険性の高い区分を採用し区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値は >2000 mg/kg(SIDS(Access on June 2012))に基づき、区分外(国連基準では区分5または区分外に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | ラットの4時間ばく露によるLC50値は>=21.2 mg/L = 6018 ppm(OECD TG 403)と報告されている(SIDS(Access on June. 2012))が、このデータのみでは区分を特定できないので分類できない。なお、LC50値(21.2 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(109 mg/L)の90%より低いので、気体の基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、刺激性なし(not irritating)の結果(SIDS(Access on June. 2012))に基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた眼刺激性試験において、刺激性なし(not irritating)の結果(SIDS(Access on June. 2012))に基づき区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
モルモットのマキシマイゼーション試験(Directive 84/449/EEC, B.6、GLP)で感作性なし(not sensitizing)と報告されている(IUCLID(2000))が、List 2のデータであり、陽性率など試験の詳細も不明なため分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - | マウスの経口投与による小核試験(in vivo変異原性試験)(OECD TG 474、GLP)において、陰性の結果(SIDS(Access on June 2012))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験では、エームス試験で陰性(SIDS(Access on June. 2012))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
ラットを用い交配前から器官形成期にかけて経口投与した一世代生殖試験(OECD TG 421(Draft)、GLP)において、高用量(200 mg/kg/日)群で親動物の体重が低下傾向または軽度の低下を示したが、交配、受胎、生殖の各指標に投与群と対照群の間に差はみられず、また、仔の発生に関しても、外表、内臓および骨格の形態学的検査で異常所見は観察されなかった。しかし、同用量で、授乳期間中の仔の死亡数増加と授乳5日時点での仔の生存数減少に示される仔の生存率の低下が起きた(SIDS(Access on June 2012))ことから、区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
マウスに500, 1000, および1500 mg/kgを単回経口投与した小核試験(OECD TG 474、GLP)において、1000 mg/kg以上で不規則呼吸、立毛、鈍麻の症状がみられ(SIDS(Access on June 2012))、さらにラットの28日間反復経口投与試験(OECD TG 407、GLP)では、投与初日に600 mg/kgの用量で、毒性症状として、鎮静、運動失調、歩行での協調欠如が報告されている(SIDS(Access on June 2012))ことから、区分3(麻酔作用)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットに28日間反復経口投与した試験(OECD TG 407、GLP)が2件報告されている。1件目は、200 mg/kg/day(90日換算:62.2 mg/kg/day)以上で肝臓と腎臓に明らかな影響がみられ、それぞれ肝臓での肝細胞の肥大と腎臓での硝子滴の蓄積であった。肝臓所見は関連する血液生化学検査値の変化を伴わないため悪影響とは言えず、腎臓所見は雄ラット特有のα2μグロブリンの蓄積でヒトには当てはまらないと述べられている(SIDS(Access on June 2012))。他の1件の試験は、750 mg/kg/day(90日換算:233 mf/kg/day)で鈍麻、流涎などの症状、コレステロールの低下など血液生化学検査値の変化が一部みられたものの、病理学的検査では投与に関連する変化はなく、150 mg/kg/day以下では投与の影響は観察されなかった(IUCLID(2000))。以上より、ガイダンス値範囲内の用量では投与による悪影響が認められていないため、経口経路では区分外相当となるが、他経路のデータがないことから、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 藻類、甲殻類及び魚類において、いずれも>100mg/Lである(SIDS, 2005)ことから、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度:1000000mg/L、PHYSPROP Database(2009))、藻類、甲殻類及び魚類の急性毒性分類が区分外である(SIDS, 2005)ことから、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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