参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1-189 N・N-ジシクロヘキシル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CAS番号 4979-32-2) | 分類実施日 | H21.3.31 |
| 使用マニュアル | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | データがなく分類できない。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | データがなく分類できない。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | 厚労省報告 (Access on October 2008) では、ラットを用いた経口投与試験 (OECD TG 401、GLP) のLD0値は1,821 mg/kg (雄)、1,077 mg/kg (雌) であるが、用量相関性がみられなかった。しかし、 LD50値を≧1,821 mg/kg (雄)、≧1,077 mg/kg (雌) と推定している。また、SIDS (2004) ではラットを用いた経口投与試験のLD50値>5,000 mg/kg、6,420 mg/kgが示されている。さらにPatty (5th, 2001)には「急性毒性(経口) のLD50値は>5,000 mg/kg」である旨の記述がある。以上より、確定値のLD50値6,420 mg/kg を採用し、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値>2,000 mg/kg (SIDS (2004)、Patty (5th, 2001)、IUCLID (2000)) から区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | ウサギを用いた24時間Draize試験で、「moderateの皮膚刺激性」 (SIDS (2004)) との記述があるが、4時間より厳しい条件での結果なので、分類できない。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | SIDS (2004) には、ウサギを用いた眼刺激試験で「Not irritating」、Draize試験で「slightly」との記述がある。結論として SIDS (2004) には「slightly irritating to eyes in rabbits」と記述されているので、区分外とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分外 |
- | - | - | 呼吸器感作性:データがないので分類できない。 皮膚感作性:ヒトについてのデータはない。モルモットを用いたMaximization試験で「Not sensitizing」(SIDS (2004)、IUCLID (2000)) との記述があり、さらに、SIDS (2004) は「皮膚感作性はない」と結論している。また、Patty (5th, 2001) でも、「本物質は皮膚感作性物質ではない」 と結論しているので、区分外とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 体細胞in vivo変異原性試験(ラット骨髄細胞を用いる染色体異常試験(GLP)) が「陰性」(SIDS (2004)) との記述から、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、「十分な証拠のある研究例はない」(SIDS (2004)、Patty (5th, 2001)、IUCLID (2000)) との結論があるので、分類できない。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | 厚労省報告 (Access on October 2008)、SIDS(2004)に、ラットを用いた反復投与毒性試験と生殖/発生毒性スクリーニング試験を組み合わせた試験(OECD TG 422、GLP) において「交尾率および受胎率に変化は認められず、影響はないものと判断された」との記述がある。また、母動物に毒性の発現が認められた投与量での胎児および新生児に対する影響、分娩および哺育の異常については、「一般毒性学的な影響が大きいものと考えられた」との記述がある。しかし、この試験では児動物の催奇形性のデータが不十分である。他の試験データもないため、分類できない。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分2 (中枢神経系) | ![]() |
警告 | 臓器(中枢神経系)の障害のおそれ | ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)で、「症状としては自発運動の低下、深大呼吸、振戦、痙攣などが認められた。これらの症状は、生存動物においては7日以降回復した」(厚労省報告 (Access on October 2008)) との記述がある。この影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られたので、区分2 (中枢神経系) とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2 (腎臓、副腎、胸腺、中枢神経系、呼吸器系) | ![]() |
警告 | 長期又は反復暴露による臓器(腎臓、副腎、胸腺、中枢神経系、呼吸器系) の障害のおそれ | ラットを用いた反復投与毒性試験と生殖/発生毒性スクリーニング試験を組み合わせた試験 (OECD TG 422、GLP) において、「雄では腎臓の近位尿細管上皮におけるPAS陽性硝子滴が、雌では腎臓の腫大・退色、腎臓近位尿細管上皮の脂肪変性、副腎の肥大・退色、削痩、自発運動低下がみられた。また雌雄で胸腺の萎縮がみられた」(厚労省報告 (Access on October 2008))旨、記述されている。これらの影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られた。また、ラットを用いた反復吸入暴露試験で、「粘膜への刺激を引き起こす」(SIDS(2004)) 旨の記述があり、この影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られた。以上より、区分2 (腎臓、副腎、胸腺、中枢神経系、呼吸器系) とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 | - | - | - | 水溶解度までの濃度で急性水生毒性が報告されておらず、急性分類は区分外。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分4 | - | - | 長期的影響により水生生物に有害のおそれ | 水溶解度までの濃度で急性水生毒性が報告されておらず、急性毒性区分外であるが、難水溶性であり(水溶解度推定値:0.05639 mg/L(PHYSPROP Database, 2008)、急速分解性がない(難分解性、BODによる分解度:0%(既存点検, 2005)、かつ濃縮倍率が916 (既存点検, 2005)であることから、区分4とした。 |