参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1-131 3-クロロ-2-メチル-1-プロペン(CAS番号 563-47-3) | 分類実施日 | H21.3.31 |
| 使用マニュアル | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分2 | ![]() |
危険 | 引火性の高い液体及び蒸気 | ICSC(1998)による引火点は-12℃(密閉式)であり、沸点は72℃であるので区分2に該当する。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 化学構造に不飽和結合を含むが、データがなく分類できない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点540℃(ICSC,1998))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素および酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データがなく分類できない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | ![]() |
危険 | 飲み込むと有毒 | ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401)のLD50値215 mg/kg(DFGOT vol.4(1994)、IUCLID(2000))から区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた経皮投与試験のLD50値>4,000 mg/kg(DFGOT vol.4(1994))から区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義上の液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 | ![]() |
危険 | 吸入すると有毒 | ラットを用いた吸入暴露試験のLC50値(4時間)は4.6 mg/L(換算値1,242 ppm) (DFGOT vol.4(1994))と記述されている。飽和蒸気圧濃度(20℃)133,000 ppmから、気体基準を適用して区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データがないので分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 | 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 | ウサギを用いた皮膚刺激性/腐食性試験(OECD TG 404)で腐食性(PII=7.25) (DFGOT vol.4(1994)、IUCLID(2000))との記述から区分1とした。 なお、EU分類はR34(EU-Annex I)であり、区分1に相当する。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | ウサギを用いた眼刺激性/腐食性試験(OECD TG 405)で刺激性なし(AOI 4.71) (DFGOT vol.4(1994),IUCLID(2000))との記述がある。しかし、短期暴露で「irritates the eyes」(ICSC(1998))との記述及び皮膚腐食/刺激性分類の区分1を考慮すると分類できない。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分1 |
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(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
呼吸器感作性:データがないので分類できない。 皮膚感作性:モルモットを用いたMaximization試験(OECD TG 406)で感作性あり(DFGOT vol.4(1994)、IUCLID(2000))との記述から区分1とした。 なお、EU分類はR43(EU-Annex I)であり、区分1に相当する。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 体細胞in vivo変異原性試験のマウス骨髄を用いた染色体異常試験は陽性、同時に行った姉妹染色分体交換試験も陽性だったが、追加で実施した染色体異常試験、姉妹染色分体交換試験はともに陰性であった(NTP DB(Access on September 2008))。さらに、マウスを用いたin vivo小核試験(OECD TG 474、GLP)で陰性(NTP DB(Access on September2008)、IUCLID(2000))との記述から、陽性結果は追試により陰性となったと判断して区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | IARCでグループ3(IARC 63(1995))、日本産業衛生学会では2B(産衛学会勧告(2006))、NTPの分類(1989)がR(NTP RoC(11th, 2005))、ドイツDFGの分類(1991)が3B(ACGIH (7th, 2001))であることから、IARCを優先するとガイダンスに従い区分外となる。しかし、IARC分類3の内容は、マウスとラットの雌雄に前胃腫瘍を生じるとの評価なので、分類できない。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | 雄ラットを14日間経口投与した生殖毒性試験(GLP)で、「投与量160 mg/kgで平均精巣重量に影響は見られず、胚上皮での軽微な変化等は二次的な毒性の結果である。また、親毒性については、胃への重篤な刺激性に起因する腎臓の軽微な変化」(DFGOT vol.4(1994)、IUCLID(2000))と記述されているが、生殖機能に関する記述がなく、また、生殖毒性に関するデータはない(IARC(1995))との記述から分類できない。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系)、区分3(気道刺激性) | ![]() ![]() |
警告 | 臓器(中枢神経系)の障害のおそれ (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401)において「運動失調、鎮静作用、振戦、呼吸困難が見られ症状は96時間後に回復した」(IUCLID(2000))、「中枢神経系への影響や気道刺激性がある」(ICSC(1998))旨の記述がある。中枢神経系への影響はガイダンス値から判断すると区分1相当であるが、List2のデータであって、判定基準1b 3)を満たさないため、本ガイダンスにしたがって区分2(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | ラット及びマウスを用いた65日間反復経口投与試験において、ラットでは200 mg/kg(90日換算値144 mg/kg)で平均体重の抑制がみられ、マウスでは、250 mg/kg(90日換算値181 mg/kg)で肝臓、腎臓への影響がみられた(NTP TR300(1986))との記述がある。平均体重の抑制、肝臓、腎臓への影響は区分2のガイダンス値を超える投与量でみられたが、区分2のガイダンス値の範囲内での毒性は不明なので、分類できない。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 区分1 | ![]() |
危険 | 飲み込み、気道に侵入すると生命に危険のおそれ | 誤嚥による化学性肺炎の危険がある(ICSC(1998))と記述されており、動粘性率を計算すると0.458(20℃)で40℃ではさらに小さいと推測でき、区分1とした。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)による24時間EC50 = 7.2mg/L(BUA 109, 1993; IUCLID, 2000)であることから、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分2 | ![]() |
- | 長期的影響により水生生物に毒性 | 急性毒性区分2であり、急速分解性に関するデータがないことから区分2とした。 |