参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1131 酢酸ウラニル(CAS番号 541-09-3) | 分類実施日 | 2007/3/15 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | HSDB(2005)に「ほぼ不燃性」との記載があり、区分外とした。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | HSDB(2005)に「ほぼ不燃性」との記載があり、区分外とした。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | HSDB(2005)に「ほぼ不燃性」との記載があり、区分外とした。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 水に対して安定。(文献に本物質の2水和物は「水に可溶」との記載がある。) |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | ![]() |
危険 | 飲み込むと有毒 | 本物質自身の情報はないが、酢酸ウラニルの2水塩としてのラットでのLD50 = 204 mg/kg(RTECS(1998))から、分子量(酢酸ウラニル:388、酢酸ウラニル(2水塩):424)を用いて換算したLD50 = 約187 mg/kgを用い、区分3とした。 【注】本物質の情報はほとんどないため、健康有害性に関しては酢酸ウラニル(2水塩)(ID1130, CAS番号6159-44-0)の情報も用いて分類を行った。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 皮膚刺激 | ヒトの皮膚を刺激するとの記述がある(HSDB(2002), HSFS(2000))ことから、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A−2B | ![]() |
警告 | 強い眼刺激 | ヒトの眼を刺激するとの記述がある(HSDB(2002), HSFS(2000))ことから区分2A−2Bとした。なお、本データからの細区分は困難である。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし。 皮膚感作性:データなし。 |
|
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 遺伝性疾患のおそれの疑い | ウラン化合物に職業暴露された作業者の末梢リンパ球において染色体異常が認められる(PATTY(5th, 2001))ことから、分類の指針に従い区分2とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分1A | ![]() |
危険 | 発がんのおそれ | ウランおよび、その可溶性ならびに不溶性化合物としてACGIHにおいてA1(ACGIH(7th, 2001))、体内で沈着した放射性核種としてIARCで1(IARC78(2001))に分類されているため、区分1Aとした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い | 妊娠マウスへの周産期投与試験において、平均産子数、生存率、哺育率や妊娠率の低下が見られた(親動物への毒性は不明)こと、ならびに、精巣毒性試験および無処置雌との交配試験において、父動物の精巣への影響は最高の濃度でのみしか認められなかったが、しかし、用量依存性はないものの4用量全てにおいて妊娠率の有意な低下が認められた(父動物への毒性は最高用量でのみ有意な体重減少)(いずれもPATTY(5th, 2001))こと、催奇形性試験で母体毒性(体重および摂餌量の減少)が見られる用量で、口蓋裂や骨格変異の増加が認められている(Catalog of teratogenic agents (2004)、RTECS(1998))ことから区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(腎臓)、区分3(気道刺激性) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(腎臓)の障害 (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
Priority 1において、ウラン化合物のヒトへの暴露により、近位尿細管、集合管の壊死等の腎臓への影響が示されている(ACGIH(7th, 2001))ことから、区分1(腎臓)とした。また、粉塵は鼻やのどを刺激する(HSDB(2002))ことから、区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(腎臓) | ![]() |
危険 | 長期または反復暴露による臓器(腎臓)の障害 | Priority 1において、ウラン化合物の慢性毒性の主要標的臓器は腎臓(主として近位尿細管)であるとの記述がある(ACGIH(7th, 2001))ことから、区分1(腎臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC50=3.05mg/L(AQUIRE、2003)から、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分2 | ![]() |
- | 長期的影響により水生生物に毒性 | 急性毒性が区分2、金属化合物であり水中での挙動および生物蓄積性が不明であるため、区分2とした。 |