項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 95-13-6 |
名称 | インデン |
物質ID | 23B5512 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 物理化学的危険性・健康に対する有害性:政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版)、環境に対する有害性:国連GHS文書(改訂4版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点は、51℃ [密閉式](GESTIS(Access on Aug. 2011))、58℃[密閉式](MSDS(Sigma-Aldrich)(Access on Aug. 2011))および78.33℃[密閉式](ACGIH(2008))であり、そのうち安全性を考えて低い引火点を採用し、本物質の引火点は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であると判定して区分3とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は517℃であり(厚労省報告 インデンのラットを用いた経口投与による急性毒性試験(2006))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は>2000 mg/kg(厚労省報告(2006))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
- |
- | - | ラットLC50値は14 mg/L/4h(オランダ評価文書(2002)、List2相当)に基づき、区分外とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度(6.88mg/L)より高いので、ミストによる試験とみなした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ラットの剪毛した皮膚に0.1 mLを1~8回の塗布により皮膚に局所毒性の発現はなく(ACGIH(2008))、モルモットの皮膚に0.5 mLを3回適用により影響は見られず(ACGIH(2008))、本物質はラットとモルモットの皮膚に刺激性を示さなかった(オランダ評価文書(2002))との報告に基づき、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、本物質の皮膚感作性の可能性について記述がある(HSDB(2009))が、データが示されていないので分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがないため分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験およびチャイニーズハムスターの培養細胞(CHL/IU)を用いる染色体異常試験にていずれも陰性が報告されている(厚労省報告(2006))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(肝臓、腎臓)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370
H335 |
P308+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットに800~900 ppmを4~12時間以上の吸入ばく露(4時間換算値:約3.8~4.3 mg/L)で肝障害が発生し、長時間ばく露では軽度の脂肪変性~重度の壊死を起こし(ACGIH(2008))、マウスでも約400 ppmを12時間の吸入ばく露(4時間換算値:3.3 mg/L)で中等度~重度の肝障害が報告されている(ACGIH(2008))。上記ラットの吸入ばく露試験では、併せて腎臓の組織学的変化として、限局性壊死も認められていることから、区分1(肝臓、腎臓)とした。また、別のラット吸入ばくろ試験の630ppmおよび1100ppm(4時間ばく露)で、呼吸窮迫、喘鳴、鼻漏、流涙が見られたことから区分3(気道刺激性)とした。なお、上記試験のばく露濃度はいずれも飽和蒸気圧濃度より低いので蒸気によるばく露とみなした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットに3 mg/m3(0.6 ppm)の濃度で105日間吸入曝露した試験で、ばく露による血中のコリンエステラーゼ活性の上昇とカタラーゼの阻害が記載されているが、対照群を欠くなど試験法に欠陥があり、評価に不十分な試験であると付記されている(ACGIH(2008))。また、ラットの6日間吸入ばく露試験の800~900 ppm(1日7時間ばく露)で、肝臓および腎臓に障害が認められた(オランダ評価文書(2002))との記載があるが、ばく露期間が6日間と短いため分類には採用しなかった。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、実験動物で肺への吸引が化学性肺炎、肺の水腫および出血を起こし得るとの記載(ACGIH(2008))がある。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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