項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 65-45-2 |
名称 | サリチルアミド |
物質ID | 23A5142 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は980 mg/kg(RTECS(2010):元文献 Journal of the American Pharmaceutical Association: 47, 479, 1958)に基づき、元文献の記載を確認の上、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHS定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ウサギの眼に100 mgを適用した試験(Standard Draize test)で刺激性は中等度(moderate)と報告されている(RTECS(2010))が、List 3のデータであり、詳細不明のため「分類できない」とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがないため分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性(NTP DB(1988))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
本物質を妊娠ラットに投与により胎仔吸収率の増加、妊娠5~11日の投与では奇形仔の発生が報告され(HSDB(2002))、さらにラットの妊娠12~18日に2%混餌投与により、胎仔に肋骨、脊柱、四肢の骨格欠損が高頻度に観察されたとの報告(HSDB(2002))があり、いずれもList 2の情報であることから区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系、消化器系) |
危険 |
H370 |
P307+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
本物質は解熱鎮痛剤として使用され、薬効薬理は中枢性の鎮痛作用である(医療用医薬品集(2010)、List1相当)。ヒトで本物質の投与による共通した副作用は、用量に相関した消化器と中枢神経系の障害であり(HSDB(2002))、5%以上または頻度不明の副作用として、耳鳴り、難聴、めまい、食欲不振、胸やけ、胃痛、悪心、嘔吐であり(医療用医薬品集(2010)、List1相当)、また患者の約10%で胃腸に刺激を感じ、特に過量投与では中枢神経抑制、低血圧、延いては呼吸停止を招くとの記載(HSDB(2002))から区分1(中枢神経系、消化器系)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(中枢神経系、消化器系) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
本物質は解熱鎮痛剤として使用され、薬効薬理は中枢性の鎮痛作用である(医療用医薬品集(2010))。ヒトで本物質の投与による共通した副作用は、用量に相関した消化器と中枢神経系の障害であり(HSDB(2002))、5%以上または頻度不明の副作用として、耳鳴り、難聴、めまい、食欲不振、胸やけ、胃痛、悪心、嘔吐であり(医療用医薬品集(2010))、また患者の約10%で胃腸に刺激を感じ、特に過量投与では中枢神経抑制、低血圧、延いては呼吸停止を招くとの記載(HSDB(2002))から区分1(中枢神経系、消化器系)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 魚類(ファットヘッドミノー)での96時間LC50 = 101 mg/L(AQUIRE, 2012)であることから、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データは得られていない。急性毒性区分外であり、難水溶性ではない(水溶解度:2060 mg/L(PHYSPROP Database, 2009))ことから区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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