項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 98-06-6 |
名称 | tert-ブチルベンゼン |
物質ID | 23A5132 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点44℃ [密閉式](GESTIS(Access on Aug. 2011))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。なお、UNTRG(UN2709ブチルベンゼン類)クラス3PGIIIに分類されている。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は450℃であり(Sax(11th, 2004))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素または塩素を含んでいない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は3503 mg/kg(HSDB(2010))、4372 mg/kgおよび2500-5000 mg/kg(以上の2件 BUA 234(2001))と報告され、いずれもJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)に相当する。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットに2000 mg/kgを投与により死亡はなく、LD50値は>2000 mg/kg bw(HSDB(2010))との報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 |
危険 |
H331 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P311 P321 P405 |
ラットのLD50値は4.6 mg/L/4h(838 ppm)(HSDB(2010))に基づき、区分3とした。なお、LC50値(838 ppm)が飽和蒸気圧濃度(2895 ppm)の90%より低いので、ミストがほとんど混在しない蒸気として気体の基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P264 P280 P321 P362 |
ウサギに本物質原液0.5 mLを4時間の閉塞適用した試験(OECD TG 404)において、皮膚一次刺激指数は5.4(最大値8)で重度の刺激性(severely irritating)との評価(BUA 234(2001))に基づき、区分2とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
- |
- | - |
ウサギ3匹に本物質原液0.1 mLを滴下した試験(OECD TG 405)において、角膜混濁および虹彩炎は見られず、2匹にグレード2、1匹にグレード1の結膜発赤、2匹に結膜浮腫(スコア:0.67、1.33)が生じたが、8日以内に回復し、刺激指数(AOIに相当)は5.5(/110)と15未満であった(BUA 234(2001))ことから、区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
- |
- | - |
モルモットのマキシマイゼーション試験(OECD TG 406)において、本物質(30%溶液)の惹起処置によりいずれの動物にも皮膚反応の発生はなく陽性率は0%(0/20)であり、本物質はモルモットのマキシマイゼーション試験では感作性はないと結論付けられている(BUA 234(2001))ことから、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性(BUA 234(2001))、およびラット肝細胞を用いた染色体異常試験で陰性(HSDB(2010))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(神経系) |
警告 |
H371 |
P309+P311
P260 P264 P270 P405 P501 |
本物質の神経毒性は血管損傷による脊髄の出血が原因と考えられており、ラットに0.075 ml(65 mg)を単回経口投与により、不可逆性の前肢麻痺が報告され(PATTY(5th, 2001))、65 mgの経口投与はラットの体重を100~200gとすると325~650 mg/kgとなり、ガイダンス値の区分2に相当する。また、ラットの吸入(蒸気)ばく露試験(4.0~4.6 mg/L)では、歩行異常、振戦、線維束性拘縮、痙攣などの神経症状が観察され(HSDB(2010))、試験濃度はガイダンス値の区分1に相当しているが、List2の情報であり、判定基準1b3)(OECD TGおよびGLP)を満たさないため区分2相当となる。以上から区分2(神経系)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | 適切なデータが得られておらず分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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