項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 34256-82-1 |
名称 | 2‐クロロ‐N‐(エトキシメチル)‐2'‐エチル‐6'‐メチルアセトアニリド |
物質ID | 23A5106 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点は160℃[密閉式](PM(14th, 2006))であり93℃超である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素および塩素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、軟鋼に対してわずかに腐食性(Slightly corrosive to mild steel.(HSDB(2010))という情報がある。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は2953 mg/kg(HSDB(2010))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値は3667 mg/kg(HSDB(2010))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギの皮膚に500 mgを24時間適用した標準ドレイズ試験で刺激性は軽度(mild)と報告されている(RTECS(2010))が、List 3のデータであり、詳細不明のため「分類できない」とした。なお、EU分類ではXi; R38である。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギの眼に100 mgを適用した標準ドレイズ試験で刺激性は軽度(mild)と報告されている(RTECS(2010))が、List 3のデータであり、詳細不明のため「分類できない」とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、EU分類ではXi; R43である。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
6 | 発がん性 | 区分1B |
危険 |
H350 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
EPAの発がん性評価により、“L”に分類されている(EPA TRED(2006))ことから、区分1Bとした。なお、マウスの雌雄で肺腫瘍、雌で組織球肉腫、鼻上皮の腫瘍、ラットの雌雄で甲状腺濾胞腺腫の発生の増加が認められている(EPA TRED(2006))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
ラットに混餌投与による二世代生殖毒性試験において、慢性腎炎の増加など一般毒性が認められた高用量群(5000 ppm:雄325 mg/kg/day、雌442 mg/kg/day)で同腹仔数の軽度減少(約20%)、ラットの器官形成期に経口投与した発生毒性試験において、母動物の体重増加抑制など一般毒性が認められた高用量群(600 mg/kg/day)で、一腹当り吸収胚および着床後胚損失率の増加が認められた(IRIS(2002))ことから、区分2とした。なお、ウサギの器官形成期に経口投与した試験では、母動物の体重増加抑制が認められたが、仔の発生に対する悪影響は報告されていない(IRIS(2002))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(腎臓、精巣)、区分2(中枢神経系) |
危険 警告 |
H372
H373 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
イヌの1年間反復経口投与試験において、ガイダンス値範囲区分1の上限(10 mg/kg/day)およびそれを超えた用量で腎臓と精巣に影響が観察され、腎臓の変化は間質性腎炎と慢性脈管炎から成り、精巣については、萎縮、精細管の変性、精巣上体の精子減少であり、明らかな腎臓毒性および精巣毒性との記述(IRIS(2002))もあり、区分1(腎臓、精巣)とした。また、ガイダンス値区分2に相当する50 mg/kg/dayで頭部の異常運動、後肢硬直、運動失調、振戦、さらに立ち直り、跳び上がりおよび屈筋反射の抑制など神経学的影響が、虫部小脳の組織学的変化を伴って認められた(IRIS(2002))ことから区分2(中枢神経系)とした。なお、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値および赤血球数の減少、ALT、γ-GTPなど肝酵素の上昇も報告されたが、病理組織学的変化を伴わないため分類の根拠としなかった。腎臓については、マウスの2年間混餌投与試験の高用量群(750 mg/kg/day)でも間質性腎炎の増加が報告されている(IRIS(2002))。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(珪藻)の96時間EC50 = 0.0034 mg/L(AQUIRE, 2012)から区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データは得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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