項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 366-18-7 |
名称 | 2,2'-ビピリジル |
物質ID | 23A5061 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - |
データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - |
データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値として、4件のデータ(107 mg/kg、100 mg/kg、256 mg/kg、250 mg/kg)(IUCLID(2000))は全て区分3に該当する。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 |
危険 |
H311 |
P302+P352
P280 P312 P322 P361 P363 P405 P501 |
ラットの4件のLD50値(>400 mg/kg、250-600 mg/kg、400-1000 mg/kg、625-1250 mg/kg)(IUCLID(2000))があり、該当する可能性のある区分として、最も件数の多い区分3とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ラットを用いた試験において、軽度の刺激性(slightly irritating)とする2件の報告(IUCLID(2000))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギを用いた試験において刺激性なし(not irritating)との結果がある一方、別の試験では、回復期間は不明であるが、中等度の刺激性(moderately irritation)と報告されている(IUCLID 2000))。ピリジンおよびその誘導体は皮膚、粘膜および角膜に接触すると局所刺激を生ずる(HSDB(2000))との記載も考慮し、ウサギの試験では回復期間の記載もないことから細区分せず区分2とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いた試験(Draize Test)において感作性なし(not sensitizing)と報告されている(IUCLID(2000))が、List 2のデータであり、OECDで承認された試験方法ではないので「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験データが無く分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験において陰性または陽性(IUCLID(2000))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、マウスに週40回、10ヵ月間の皮下注射により、20匹中12匹が生存し、1匹に耳下腺腫瘍が発生したと報告されている(IUCLID(2000))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットの妊娠12.5日目に60~75 mg/kgを腹腔内投与により、肢芽の発生に対し催奇形性が認められた(IUCLID(2000))との報告、および妊娠12.5日目に皮下投与により、44%の胚吸収および88%に前肢の指の外表奇形が認められた(IUCLID(2000))との報告がある。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(神経系) |
警告 |
H371 |
P309+P311
P260 P264 P270 P405 P501 |
ラットに経口投与(LD50: 100 mg/kg)により、行動抑制、筋の協調消失(IUCLID(2000))、また、50~250 mg/kgの投与で、振戦、軽度の下垂(HSDB(2002))が報告されていることから、区分2(神経系)とした。なお、ガイダンス値から判断すると区分1相当であるが、List 2のデータであって、判定基準1b3)(OECD TGおよびGLP)を満たさないため、ガイダンスにしたがって区分2とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(腎臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットの90日間飲水投与試験(7, 13, 35.6 mg/kg/day)で腎臓の変化、即ち、カルシウム結石および腎硬化症を示した動物が現れ、時にボーマン糸球体嚢の肥厚や尿細管上皮の褐色色素沈着が報告されている(IUCLID(2000))。ガイダンス値範囲区分1の用量まで影響が認められたかどうか不明であるが、List 2のデータであることから、区分2(腎臓)とした。なお、イヌに10~40 mg/kg/dayを28日間経口投与した試験では、時ーの嘔吐を除き悪影響は報告されていない(IUCLID(2000))。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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