項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 763-69-9 |
名称 | エチル=3-エトキシプロパノアート |
物質ID | 23A5036 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点59℃ [密閉式](IUCLID(2000))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が377℃(Ullmanns(E)(2003))あり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は5000 mg/kg(PATTY(5th, 2001))に基づき区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値は >9500 mg/kg(HPVIS(2010)、List2相当)に基づき区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | ラットを飽和蒸気圧濃度(11.80 mg/L)に8時間ばく露して死亡なし(LC50値 >11.80 mg/L/8hr = 16.68 mg/L/4hr)(PATTY(5th, 2001))、およびラットのLC50値は>998 ppmV/6hr = 1222 ppm/4hr(IUCLID(2000))との報告があるが、いずれも区分を特定できないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | モルモットに24時間、閉塞適用した試験で、軽度の刺激性(slightly irritating)(IUCLID(2000))であり、反復適用(10日間に9回)しても刺激反応増強の程度は軽度であった(IUCLID(2000))との報告に基づき、JIS分類の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
ウサギ3匹を用いた試験で全例に軽度の刺激性(slight irritation)が観察されたことから区分2Bとした。なお、この試験で角膜または付属器でのフルオレセイン染色は見られなかった(IUCLID(2000))との記載がある。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、モルモットを用いた皮膚感作性試験(Freund's complete adjuvant test)で感作性なし(not sensitizing)との報告(IUCLID(2000))があるが、List 2のデータで、かつOECDで承認された試験方法ではないので、「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivoの試験データがなく分類できない。なお、in vitro変異原性試験としてエームス試験で陰性(IUCLID(2000))、CHO細胞を用いた染色体異常試験で陰性(HPVIS(2010))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
ラットおよびウサギの器官形成期に吸入投与した試験(OECD TG 414; GLP)において、母動物が摂餌量の低下、体重増加抑制などの一般毒性を示した高用量群で、ラットでは軽微な内臓変化や骨変異発生率の僅かな増加に加え、第14肋骨痕跡の増加が見られたが、両動物種とも催奇形性はなく、また、胎仔毒性の証拠も見出されなかった(HPVIS(2010))と報告されている。しかし、親動物の性機能および生殖能に対する影響については不明のため、データ不足で「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ラットに5000 mg/kgを経口投与後の脱力および運動失調の症状(IUCLID(2000))、ラットに1000 ppmを吸入ばく露による嗜眠、耳介および探索反射の低下の症状(IUCLID(2000))に基づき、区分3(麻酔作用)とした。なお、いずれの経路とも剖検所見としてばく露に関連する変化は観察されていない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットに90日間の蒸気吸入ばく露による試験で、高濃度群で体重増加抑制、流涙や嗜眠などの症状、血清生化学検査値の変化が観察されたが、ばく露に関連する病理組織学的所見は見出されず、NOAELはガイダンス値範囲の上限(1 mg/L/day)を上回る1.49 mg/L/day(250 ppm)と報告されている(HPVIS(2010))ことから、吸入経路では区分外に相当する。また、ラットに28日間の経口投与による試験では、唯一の影響として1000 mg/kg/dayで血清酵素(ASTおよびSDH)およびクレアチニン濃度の増加が観察された(HPVIS(2010))が、関連する病理組織学的所見は見出されず、1000 mg/kg/day(90日換算値:311 mg/kg/day)で重大な毒性の発現は認められなかったことになり、ガイダンス値範囲の上限(100 mg/kg/day)を超えるので、吸入経路でも区分外に相当する。しかし、経皮投与の場合はデータがなく、その影響について不明であるため、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 藻類、甲殻類及び魚類において100 mg/L(設定濃度)で急性毒性が報告されていない(環境省生態影響試験, 2006)ことから、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性データが得られていないが、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間NOEC = 86mg/L(環境省生態影響試験, 2006)であることから、区分外となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、難水溶性ではなく(水溶解度=55500mg/L、PHYSPROP Database 2012)、甲殻類及び魚類において100 mg/L(設定濃度)で急性毒性が報告されていない(環境省生態影響試験, 2006)ことから、区分外となる。 以上の結果から、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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