項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 526-73-8 |
名称 | 1,2,3-トリメチルベンゼン |
物質ID | 23A5029 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点44℃ [密閉式](HSDB(2008))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は470℃(Sax(11th, 2004))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含んでいない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットのLDLoとして8900 mg/kg(RTECS(2009))と報告され、区分外相当となるが、List 3のデータであり、詳細不明である。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、液体トリメチルベンゼンについては皮膚一次刺激物であった(ACGIH(2001))と記載されている。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータが無く分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性、およびCHL細胞を用いた染色体異常試験で弱陽性が報告されている(厚労省報告(2011))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性、麻酔作用) |
警告 |
H336
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
マウスを用いた吸入ばく露試験において、本物質のRD50(呼吸数半減濃度)は541 ppmであり、気道に対し刺激性がある(HSDB(2008))との記述により、区分3(気道刺激性)とした。また、ラットに吸入ばく露によるロータロッド試験のEC50は770 ppm、痛覚感受性低下のEC50は850 ppmである(PATTY(5th, 2001))と報告され、さらにトリメチルベンゼンの急性毒性は主に中枢神経系への影響である(PATTY(5th, 2001))との記述もあり、区分3(麻酔作用)とした。なお、10人の被験者に25 ppmを2時間ばく露した試験では、刺激性も中枢神経症状も認められなかった(PATTY(5th, 2001))との報告もある。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットに経口投与による28日間反復投与試験において、高用量群の1000 mg/kg(90日換算値:311 mg/kg/day)で体重増加抑制、プロトロンビン時間延長、総蛋白の高値などの血液・生化学検査値の変化、肝臓および腎臓の重量増加、組織学的所見として、300 mg/kg(90日換算値:93.3 mg/kg/day)以上で肝細胞腫脹と腎臓の硝子滴変性が報告されている(厚労省報告(2011))。しかし、肝臓の所見は適応性変化であり、腎臓については雄ラット特有の腎症とされ、ヒトに対する重大な毒性影響ではないことから、経口経路では区分外相当となる。一方、ラットに蒸気吸入ばく露による3ヵ月間反復投与試験において、ガイダンス値範囲を超える高濃度群(1.23 mg/L)で肝重量の増加、赤血球数減少などの血液指標の変化が観察され、さらに杯細胞数増加と間質性肺実質浸潤を含む肺の病変が高用量群の雌雄に認められた(HSDB(2008))が、ガイダンス値範囲の上限(1 mg/L)付近での影響は明らかでないので分類できない。一方、経皮投与ではデータがないため分類できない。以上より、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類として「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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