項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 110-01-0 |
名称 | テトラヒドロチオフェン |
物質ID | 23A5019 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点13℃ [密閉式](IMDG(2008))は < 23℃ であり、かつ、初留点119-121℃(Merck Index)は >35℃ であることから、区分2に該当する。なお、UNRTDG(UN2412)クラス3PGIIである。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は200℃であり(ICSC(1998))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は1850 mg/kg(FIFRA、GLP準拠)(IUCLID(2000))に基づき区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギで2000 mg/kg投与で死亡はなく、LD50値は >2000 mg/kg(FIFRA、GLP準拠)(IUCLID(2000))であることから区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
ラットのLC50値は6270 ppm/4h(Federal Register 44(145)、GLP準拠)(IUCLID(2000))に基づき区分4とした。なお、LC50値(6270 ppm)が飽和蒸気圧濃度(23692 ppm)の90%より低いので、気体の基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLC50値は155 mg/L/1h = 38.75 mg/L/4h(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。なお、毒性値(155 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(85 mg/L)より高いので、ミストによる試験とみなした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(FHSA準拠)で、本物質は皮膚刺激物ではないとの評価されている(HSDB(2003)、ITC/USEPA; Information Review #307(1982))一方、EUでは、Xi; R38、Skin Irrit.2(EC-JRC(ESIS)(Access on Jan. 2011))に分類されており、相反する結果である。その他に情報もないことから「分類できない」とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(FHSA準拠)で、本物質は局所炎症反応を起さず、眼刺激物ではないとの評価されている(HSDB(2003)、ITC/USEPA; Information Review #307(1982))一方、EUでは、Xi; R36、Eye Irrit.2(EC-JRC(ESIS)(Access on Jan. 2011))に分類されており、相反する結果である。その他に情報もないことから「分類できない」とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivoの試験データがなく分類できない。なおin vitro試験として、エームス試験(OECD TG471、GLP準拠)、CHO細胞を用いたHGPRT試験(OECD TG476、GLP準拠)およびヒトリンパ球を用いた染色体異常試験でいずれも陰性(JECFA No.1146(2008)が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットの器官形成期に吸入ばく露した試験(GLP準拠)において、催奇形性はなく、胎仔への影響も認められなかった(IUCLID(2000))と報告されているが、性機能および生殖能に対する影響についてはデータがなく判断できないので「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足。なお、本物質生産工場の労働者の短時間のばく露後に頭痛、動悸、めまい、気分がすぐれないなどの不定愁訴(HSDB(2003))、動物試験ではラットに経口投与による死後の剖検所見として肺と胃腸の変化(IUCLID(2000))、また、ラットに吸入ばく露による僅かな流涙、末梢血管拡張、運動失調などが報告されているが、いずれの情報もそれ以上の詳細は不明である。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットに最高1500 ppm/6h(5.41 mg/L/6h)までの濃度を90日間の蒸気吸入ばく露した試験(OECD、GLP準拠)で、軽度の刺激性のみで重大な毒性影響はなく、NOAELは50 ppm(0.18 mg/L/6h)であった(IUCLID(2000))と報告されているのみで、それ以上の記述はない。分類根拠としてデータ不足であり「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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