項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 90-00-6 |
名称 | 2-エチルフェノール |
物質ID | 23A5009 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 |
P370+P378
P403+P235 P210 P280 P501 |
引火点78℃ [不明](Gangolli(2nd,1999))は、測定法が不明であるが、所定の密閉式測定法でも> 60℃ かつ ≦93℃ であると判断できることから区分4とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
マウスのLD50値は600 mg/kg(RTECS(1997):元文献 Pharmazie. 30, 147, 1975)との報告に基づき区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、4-エチルフェノールの情報として、ウサギ4匹に0.1 mL/kgを適用後24時間で中等度~重度の結膜刺激(発赤、浮腫、排出物、壊死)、虹彩炎、角膜混濁、斑点、潰瘍から成る重度の刺激性を示し、適用後7日まで全例で重度の刺激が明瞭であり、1匹がパンヌスを、もう1匹が眼周囲の脱毛を呈した(HSDB(2003))との報告がある。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - |
in vivo試験のデータがないので、分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性(NTP DB(Access on Dec. 2010))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、本物質を含む3種の異性体混合物をラットに経口投与した反復投与/生殖発生毒性併合スクリーニング試験(OECD TG 422, GLP)において、雄で摂餌量と体重増加の抑制、雌では流涎の症状など一般毒性が観察されたが、性機能および生殖能に対する試験物質投与の影響は認められなかった(US EPA HPV(2006))と報告されている。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、ラットに本物質25.9%を含む三種のエチルフェノール異性体混合物を経口投与した試験(OECD TG 425, GLP)の1750 mg/kgで、流涎過剰、眼瞼下垂、自発運動低下、運動失調、頻呼吸、正向反射および四肢の障害などの症状が投与直後から観察されたが、投与後7日までに消失したと報告されている(USEPA/HPV(2006))。また、4-エチルフェノールの情報として、ラットに2000 mg/kgを経口投与後、雌雄いずれも死亡はなく、よろめき歩行に続いて腹臥または横臥、および呼吸促迫が観察されたが、症状は投与後2時間までに回復し、その後14日まで症状に異常は見られず、剖検でも雌雄ともに投与による異常は認められなかった(厚労省報告(Access on Aug. 2010)との報告がある。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、本物質を含む3種の異性体混合物をラットに30~245 mg/kg/dayの用量で経口投与した反復投与/生殖発生毒性併合スクリーニング試験(OECD TG 422, GLP)において、雄で被毛の汚れ、摂餌量と体重増加の抑制、雌での流涎の症状を除き、試験物質投与の影響は認められなかった(US EPA HPV(2006))と報告されている。また、4-エチルフェノールの情報として、ラットの28日間反復経口投与試験で、300mg/kg以上で肝臓重量の高値と病理組織学的に前胃の扁平上皮過形成、1000mg/kgではさらによろめき歩行、流涎等の症状、体重および摂餌量の低値、腎臓重量の高値がみられた。回復期間終了時には、いずれの変化も回復あるいは回復傾向がみられ、本試験条件下における無影響量は、雄で100 mg/kg/day(90日換算量:31.1 mg/kg/day)、雌で300 mg/kg(90日換算量:93.3 mg/kg/day)である(厚労省報告(Access on Aug. 2010))との報告がある。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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